前述した以下の記事の続きです。
本記事では「総合力」が受ける日本と、「専門特化」の寄せ集めが受ける中国との違いについてお話ししたいと思います。
『日本では受ける総合力。中国は専門特化の集合体』
中国は急速に経済発展を遂げました。
それは自力というよりも、経済特区制度を活かして積極的に外資を導入し、雇用を確保して技術を吸収した成果です。
GDPは世界第二位とはいえ、未だに国民一人当たりの総生産額は日本に遥かに及ばず、中国発信の独自技術はまだ生まれているとは言えません。
発展国家であることは確かですが、既に経済成長は鈍化しており、日本の技術やノウハウは通用します。
そして、中国の大都市市場は日本以上にオープンです。
中国市場には世界中の商品で満ち溢れています。
日本にいると分からない事ですが、日本の市場というのはやはり閉鎖的な市場です。
街のホームセンターに行って、日本ブランドのmade in china商品を見つける事があっても、スペイン製のトイレ、イタリア製のキッチン、アメリカ製の浴槽を見る事はありませんよね。
でも中国では当たり前の様に世界の商品が並んでいます。どの国も16億という人口に魅力を感じて、世界中から企業がやって来ては物を作り販売しているのです。
しかもどこの誰だかわからない国営企業の商品が溢れています。
つまり、競争相手が無数にいる市場なのです。
マーケティングを緻密に行う事は相当な困難を伴います。
日本の技術とノウハウにチャンスはありますが、日本と中国のレベル差を単純に比較して、中国でビジネスを行うと大変な目に遭う事になります。
中国という市場は、見かけはアジアですが、中身は世界なのです。
ワールドカップを戦う様なものです。
つづいては、「中国人消費者の商品を見極める目・・」についてお話ししたいと思います。
中国へのビジネス進出、知っておくべきこと <中国人消費者の見る目 >
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