知る人ぞ知る海外展開して活躍する素晴らしい日本の製品の数々。

今回はその中でもハードロック工業の絶対に緩まない

ナット「ハードロックナット」をご紹介します。

 

このナットを開発したのはハードロック工業の創立者、若林さん。

元々はサラリーマンの時に大阪の見本市でサンプルとして持ち帰ったナットが、

性能は素晴らしいものの、価格が高いことから、あまり普及が進まないと見て

もっと安いナットを生産できないかと苦心して板バネでボルトのネジ山を

はさみつける工法で作り上げたUナットを引っさげ、

1962年に若林さんは兄弟3人でナットの製造メーカーとして会社を設立しました。

 

当初はUナットも売れに売れ、会社は順調に成長していきましたが、

数年もすると建機など激しい衝撃を伴うものに使用された時に緩みができ、

それが大きなクレームにも発展していきました。

若林さんは世のためになる製品を作りたいとの思いで立ち上げた会社と

製品が逆に人々を困らせているという事実に自信を失い、途方にくれていました。

そんな時若林さんはたまたま自宅近くの神社である住吉大社に立ち寄った際、

大鳥居を見てひらめいたのです。それはナットとボルトの隙間にクサビを打ち込めば

ナットは絶対緩まないということ。

若林さんはこれをのちに文字通り神のお告げと言っています。

 

この絶対緩まないナット「ハードロックナット」は

国内では東京スカイツリーのほか編成新幹線でなんと

2万本のボルト使われているほどの信用を得て、

海外展開においても、大成功をおさめています。

それもそのはず、海外では日本の新幹線を目標に

鉄道会社が研究開発を行っています。

その新幹線で2万本も使用されているナットなのですから、まさにお墨付きです。

 

今では海外進出先もどんどん増やしており、中国、台湾、韓国、

イギリス、ポーランド、オーストラリアなどの

数々の国の鉄道でも採用されています。

 

この「ハードロックナット、さらに世界一厳しいとされ

NAS(米国航空規格)の振動試験でも素晴らしい結果を残し、

航空機の分野にも進出しています。

こちらも海外展開を行った日本の製品の中でも

世界最大の航空機メーカーの米ボーイング社、

欧州のロールスロイス社からも採用の引き合いがあったことも

有名な事例として知られています。

 

ナットひとつはとても小さな存在ですが、

世界中の人たちの毎日の生活と安全を支えていると思うと

私たち日本人の誇りとも言えるとてつもない大きな存在と言えましょう。

 

 

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