韓国サムソンや中国ハイアールなど世界を席巻するアジア企業の台頭で
勢いがなくなったとされている日本製の家電。
しかし家電は日本のお家芸ともされており早くから海外展開されているメーカーも
数多くまだまだアジア企業に負けていない製品もあり存在感を示しています。
では一体どのような家電が海外で人気なのでしょうか。
まず白物家電のメーカーでは最大手に挙げられるPanasonic社が販売している
ドライヤーが挙げられます。実は日本のドライヤーは髪を傷めるリスクが少ないと
海外からも人気を博しており、一般家庭のみならずヘアサロンでも利用されているなど
厚い支持を受けているのです。
特にPanasonic社の「ナノケア」は高い人気を誇っており、
勢いのある風と穏やかな風の強弱ある風圧で高い速乾性を実現しているだけでなく、
ナノイーという微粒子イオンが髪に潤いを与えてくれます。
これにより速乾性にプラスして髪を傷付けずに潤いを与えてくれる
働きがあるなど海外でも人気の製品となっています。
また白物家電で昔から海外展開されており今でも高い支持を誇っているのが
電気炊飯器ではないでしょうか。元来日本国内ではコメが主食だったことから
電気炊飯器は年々新しい機能が追加されていき、コメの炊き分けができるなど
素晴らしい性能へと進化していきました。その機能は海外からも高く評価されており、
一般家庭からも支持を集めています。
電気炊飯器の海外展開では象印社製品が人気となっています。
特に象印社の圧力炊飯器「極め炊き」シリーズは、強火で炊き続け芯まで
旨味を出す「豪熱沸とう」機能やコメの甘み成分をアップする「熟成炊き」機能、
シチューやスープなどの煮込み料理も作ることが可能な「煮込み」機能も
掲載されており、海外向けにも作られていて高い人気を博しています。
そして成長するアジア市場でも日本の家電が人気で特にエアコンが需要が増加しています。
インドネシアやマレーシア、フィリピン、タイそしてベトナムなど
熱帯アジア地域では日本のエアコンが高い人気を誇っています。
経済成長に伴ってオフィス以外の一般家庭でもエアコンを利用する人が
増加しているのが要因と言われています。
エアコン市場では日本のダイキン社が展開している産業用空調機が
世界トップシェアを誇っており、空調メーカーでの売上は世界第3位となっているなど
大健闘を続けているのです。
日本の家電メーカーは終わったといわれて久しいですが、
実はこんなにも世界中で活躍している日の丸家電が多くあるのです。