新潟県妙高市にある「CONOMi(このみ)」は、規則で着なければならなかった制服の概念を変え、
かわいいから着たくなる制服風のファッションを製造販売しています。
同社が独自にデザインする制服風ファッションは、ブレザーやカーディガン、ワイシャツ、ポロシャツ、
リボンやネクタイ、チェック柄のプリーツスカート、セーラー服など、アイテムは約700点にものぼり、
それぞれのアイテムの組み合わせ方でいろいろな着こなしを楽しむことができます。
独自デザインの制服風ファッションを手掛けるきっかけとなったのは、
来店した女子生徒の言葉だったそうです。
「ドラマの女子高生か着ているようなチェック柄のかわいい制服が着たい」
「かわいい制服は今しか着られない」
この願いをかなえてあげようとの気持ちから、相浦社長は、チェック柄の生地を取り寄せ、
プリーツスカートを仕立て、販売します。すると近隣の女子生徒の間で評判に。
これがきっかけで有名アパレルメーカーが製造していたフリー制服の取り扱いを始めたそうです。
妙高市の衣料品店「ファッションこのみ」に女子高生が殺到するようになりました。
その後、2004年に婦人衣料品店「さん来夢あらい店」をオープンし、
全国でも珍しいフリー制服のセレクトショップとすると、大勢の女子高校生が来店するように。
2006年にHPをリニューアルし、インターネット販売を開始。
東京や関東圏からも女子高生が週末や休みを利用し、来店するようになりました。
社名を株式会社このみに変更。
2007年に東京の渋谷で短期間の販売会を開いてみると、開店前から女子高生が行列をつくり、
大勢が来店することとなります。その後、2008年に東京の原宿竹下通りに「CONOMi原宿店」を
オープンします。続いて、CONOMi長野駅ビルMIDORI店が駅ビル内にオープン。
日本各地で「ブランド制服コレクション」開催。各地で店舗もオープンしていきます。
2009年には、arCONOMiブランド発表、発売開始。
東京カワイイTVのパリプロジェクトにて日本代表に選抜され、パリにてファッションショー開催。
海外進出が始まります。
イタリア ローマにて開催されるROMICSに出店、制服ファッションショー開催。
海外展開もアジア方面へ。
タイ、韓国、ロシアでファッションショー開催。
2014年には、東京にて第1回「CONOMi制服アワード」開催。
(「CONOMi制服アワード」は、日本一制服が似合う男子、女子を選ぶコンテストで、
2019年1月には6回目となるコンテストが開催されています。)
2015年には、第1回「CONOMi制服アワードin上海」開催。
ファッションショー、アワードと海外展開の幅も広がります。
海外ではかわいい制服を着た女子高生が登場するアニメを見ることで、
SEIFUKU(制服)が浸透しているとのこと。
欧米ではコスプレのように捉えられているようですが、アジアでは自分で着るファッションとして、
10代後半から20代半ばくらいまでの幅広い年齢層に受け入れられているそうです。
新潟県妙高市から発信されたカワイイ制服は、世界でも人気なのですね。
これからの海外展開と飛躍が期待されます。
カワイイ制服が世界へと羽ばたいていきます。
出典: CONOMi HP http://www.conomi.jp/