グローバル化が進む今日、海外進出を目指す日系企業は大変増えてきました。
アメリカや中国だけではなく、ヨーロッパにも多くの日系企業が進出しています。
そんな海外進出を目指す日系企業の方に、ヨーロッパ・ドイツで
ビジネスを始めるにあたり、必要な情報をご案内します。
ドイツは首都のベルリンよりも、フランクフルトが
海外進出を目指した企業が拠点を置く街になります。
そのほかにも日系企業が多いのはデュッセルドルフです。
この二つの都市のような企業が多い街ですと、
日系企業に限らず、別の企業とのコネクションも作りやすく、
日本人のコミュニティもあるので、生活もしやすくなります。
ドイツでビジネスをするにあたり、注意点が多くありますが、
その重要な注意点の一つが労働時間です。
労働者が守られる環境にあるドイツでは、
労働における法律も日本とは全く異なっています。
まず、日本のような大幅な時間外勤務は NGです。
一日に12時間、それ以上など日本では当たり前に働いていますが、
ドイツでは法律上禁止されているのです。
稀にオフィスに抜き打ち労働局調査が入る場合もあるので、
ビジネスを始める前にそれらのルールチェックする必要があるでしょう。
また実際にドイツをはじめたら上記以外にも
重要なポイントがたくさんあります。
最も重要なポイントとして、契約書です。
ドイツでビジネスを始められ、
ドイツの企業とのやりとりが必要になった場合、
ドイツの企業では、マニュアルと言えるマニュアルが
存在していない企業も多いようで、
担当者によって言っていることが異なることが
少なくありません。重要な契約等はもちろん契約書に従うので、
問題ありませんが、その以前の段階で、
日本ではありえない話が通っていないという
シチュエーションが多々発生するかもしれません。
上記の通り契約書が最も重要とされるドイツ社会なので、
どの国に海外進出される場合も共通するかもしれませんが、
ドイツの場合は契約書と契約書の中身が本当に重要です。
言っていることと、やっていることが大きく違う国と言えるので、
その辺りを証拠として残す意味合いも含めて、
何事にもドイツでは事細かな証拠が必要と言えるでしょう。
ドイツの人間性としては、真面目で勤勉とされ、
日本人と似ているとも言われています。
他の欧州諸国からしたら、海外進出にはもってこいの国だと思いますので、
上記に気をつけながら、ビジネスを始められることをお勧めします。