「諸行無常の響きあり」
この言葉を否応にも見聞きすることが
今年に入って次々起きた
2024年1月1日 能登半島地震
わざわざこの日を選んだかのような
「まさか」が日本列島を襲った
わずか2、3ヶ月前に
あれだけ元気に談笑した人たち…
軽口を叩き
ラインで昔話をしたり
懐かしい写真も交換し合った人も…
家族も自分も健康に恵まれつつ
気忙な暮らしを続けていると
この事実…
この世のすべての物質を構成する
素粒子さえも寿命があること
当然
私たちの肉体はいつまでも…
というわけにはいかない
そんな科学的にも間違いのない事実
に向き合うこと…
「無常」は「無情」に通じ
情け容赦なく終焉を告げられる
テレビ、新聞…での他人事が
いつか必ず
「自分事」になる時がやってくる
単なる科学的な事実…と
留めているうちは
他人事で済むが
いづれきっと
諸行無常の「諸行」が
「自分を含んでいる」
という現実を思い知らされる
自分もやがて終え
「なければならない」という
現実をみることで
●今日が人生最後の日なら
最高の1日で過ごせるか
鏡に映る自分に向かって問う
「今日は最高の1日になりそうか?」
いろは歌はすべての仮名47文字を
重複なく一回ずつ使用した上で
人生の奥深さをも伝えている
いろはにほへとちりぬるを(色は匂えど散りぬるを)
わかよたれそつねならむ(我が世誰ぞ常ならむ)
…
花は色鮮やかに咲き誇っているけれど
やがて必ず散ってしまう…はかない
その花の如く
人間も盛者必衰
長くは続かない
うゐのおくやまけふこえて(有為の奥山今日越えて)
あさきゆめみしゑひもせす(浅き夢見じ酔いもせず)
…
この世の変わりやすい(有為)な状態や
困難を乗り越えて
浅い夢にとらわれず
また酔い(迷いや欲望による心の乱れ)にも陥らず
と説く
即ち
この世の浅はかな夢、幻想や欲望に惑わされず
澄んだ心で生きることの大切さを謳う
「人間に生まれてよかった」
心からそう思える
その姿を想い生きていく…
同い年の八代亜紀
1950.08.29 – 2023.12.30
今年は
九州、熊本の旅もいいか…
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