イーロン・マスクのStarship、そして逆算から叶える「夢実現力」

「宇宙ロケットが発射台に帰還する…奇跡的ですね!
これもイーロン・マスク。信じられますか?」
と友人からのメッセージ…
https://youtu.be/jUSWUwbjTtQ?si=IxMsp9UPaFswWnxB
テスラの完全自動運転については
一般の人も今ではよく聞けるようになったと思うが
ロケットの話となると
もはや次元が違いすぎて私にはついていけない。。。
「火星への100万人の移住計画」…
途方もない野望か、夢なのか…
と、数年前から聞いてはいたが、私は軽く受け流していた
この天才というより「半AI人間」。。。
もはや文字通りの「半宇宙人」は本気で事業化を着々と進めている…
もしかして、私たちの世代でも
生きている間にその光景を味わい見ることが出来るかも…
これあったらいいな…
こうなったらいいな…
手塚治虫の「鉄腕アトム」
藤子不二雄の「ドラえもん」
若かりし頃のアニメだが
私たちはこの様な夢を描いていた…
子供心に半分くらい本気で実現すると思っていたのでは?
。。。今、言わば
人々が「夢」を「逆算」しているように…
その夢を世界が一つ一つ「実現」していきつつあるようだ
とは言え
ホントに「火星へ100万人……??」
夢…私たちには
少なくとも現時点では実現不可能と思えるくらいとてつもなく…
それでも彼にとっては単なる一つの「目標」のレベルに過ぎないのかも知れない
これまでイーロン・マスクは
金融(PayPal)を皮切りにAI事業に至るまで留まることを知らず
Tesla、SpaceX、Neuralink、X(旧Twitter)などを次々手がけ、実現させ…
その事業は確実に私たちの生活や社会に浸透して来た…
どころか、業界そのもの、世界を変えて来た
彼の夢にしては「ほんの一部(?) 」SpaceXの話し…
マスクの野望と革新的な未来ビジョンの話が、今回私たちのトピックになった
【SpaceXの革命的な成果】
2002年に設立されたSpaceXは、宇宙開発の常識を次々と覆してきた
特に画期的だったのが、ロケットの再利用技術の確立で
従来のロケットは使い捨てが当たり前
SpaceXは第1段ロケットを地球に帰還させ
再び使用する技術を実現
これにより、打ち上げコストを大幅に削減することに成功した
従来の打ち上げコストは1回あたり約数百億円のところ
SpaceXのFalcon 9ロケットは約60億円程度まで削減
さらに、再利用によって30億円程度まで下げることができると言う
このコスト削減により、宇宙開発の新しい時代を切り開く重要な一歩となった
【Starshipが示す未来】
現在、SpaceXが開発を進めている超大型ロケット「Starship」は
さらに革新的
全長約120メートル、推力は史上最大級を誇り
第1段ブースターと宇宙船の両方が再利用可能な設計となっている
構想では、Starshipは以下のような用途で使用される予定:
1. 火星への有人飛行と移住
2. 月面基地の建設
3. 地球上の2地点間の超高速輸送
4. 大型衛星の打ち上げ
特に注目すべきは「火星移住計画」
マスクは、人類を「マルチプラネタリー種」にすることを目指しており
2050年までに100万人を火星に移住させる計画を掲げている
【Starlinkが変える通信革命】
SpaceXは、衛星インターネットサービス「Starlink」も展開している
ロシア・ウクライナ戦争でも一役かったことで有名になったが
今後世界中どこでもネットがスムーズに繋がる…
即ち、数千基の小型衛星を地球周回軌道に打ち上げ
世界中どこでも高速インターネットにアクセスできる環境を整備するというわけで
2024年現在、すでに4,000基以上の衛星が打ち上げられサービスを提供中
特に、地上インフラの整備が難しい地域や災害時の通信手段として
その価値が注目されている
【テスラとの相乗効果】
マスクが率いるもう一つの革新的企業。。テスラとの相乗効果も見逃せない
日本人としてトヨタのハイブリッドに頑張ってもらいたい…応援したい
トヨタのハイブリッド車(HV)とテスラの電気自動車(EV)は
少なくとも近未来まではトヨタが優勢に思える
だが、日本ナンバーワン企業のトヨタでも
残念ながら中長期的には天才マスクには勝てないと私は思う
夢を抱くレベルの強さ、実現へのプロセス技術等
脳内に下記のNeuralinkを既に取り込んでいるとしか思えない。。。
「半AI人間」(50%AI 50%人間)
とは勝負にならないように思えてしまう
少し前
孫正義氏のAGIやASIに付いてブログにしたが
そこにイメージがどうしても繋がってしまう
電気自動車の技術革新とSpaceXのロケット技術は
下記の点で互いに補完し合っている:
– バッテリー技術の共有
– 自動運転技術の応用
– 製造プロセスの効率化
– 材料工学の知見共有
【Neuralinkが示す人類の進化】
マスクはNeuralinkを通じて、人間の脳とコンピュータを直接接続する技術の開発も進めている
この技術が実現すれば:
– 身体障害者の機能回復
– 人間の認知能力の拡張
– AIとの直接的なコミュニケーション
など、人類の可能性を大きく広げる
++++
マスクの成功の背景には、下記独特の経営哲学があるそうだ
1. 「First Principles Thinking」(第一原理的思考)
– 既存の常識にとらわれず、物事の本質から考える
– 「なぜそうなのか」を徹底的に掘り下げる
2. 大きな目標設定
– 「人類を火星に移住させる」という壮大なビジョン
– 「持続可能なエネルギーへの移行を加速する」という明確な使命
3. 迅速な意思決定と実行
– 官僚主義を排除した組織運営
– 失敗を恐れない試行錯誤の文化
ただ、一方では、マスクの野心的な計画には批判や課題も多い。。。当然だ
– 労働環境への懸念
– 過度な期待値の形成
– 技術的な実現可能性
– 環境への影響
– 倫理的な問題
…それでも、マスクとその企業群が示す未来像は
多くの人々を魅了し続けている
今後予想される展開には:
1. Starshipの本格運用開始
– 火星探査ミッションの実施
– 月面基地建設の開始
– 地球間輸送システムの確立
2. Starlinkの拡大
– グローバルなインターネットカバレッジの実現
– 通信革命の加速
3. テスラとの技術統合
– 自動運転技術の進化
– エネルギーインフラの革新
4. Neuralinkの実用化
– 医療応用の開始
– 人間拡張技術の実現
イーロン・マスクは、単なる並外れたエンジニアでも企業家でも資産•投資家でもない
。。。まして単なるドッジコインに遊ぶ暗号通貨サポーターでもない(笑)
人類の可能性を広げ
文明を進化させようとする「未来の設計者」と言えるかもしれない
曰く
「未来は自動的に良くなるわけではない
誰かが未来をより良くするために努力する必要がある」
徹底した自由主義者 としての側面 と
AI脳で計算された現実的で実利的選択肢を柔軟に活用する。。。
革新主義者 としての両面を併せ持つ
この「徹底した自由」を志向する彼は
旧Twitterの様にトランプを一方的に締め出す行為に我慢できなかったようだ
言論空間を守るため何とかしたいと会社を丸ごと買収し
偏向的検閲を繰り返した経営陣を一掃しツイッター(Twitter)改め社名も“X ” として再生させた
。。。結果、トランプの言論は復活した…
色々批判はあるにしても
マスクの示す未来像は少なくとも私に…
おそらく世界中の人々に希望と興奮をもたらしている
そして
野心的なビジョンと挑戦する姿勢、その実行力は
誰にも等しくそれぞれにそれぞれの「未来を創造する」勇気と可能性についてのヒントを
今後も与え続けてくれるに違いない…
受け取る受け取らない、これも又「人それぞれ」だが…
彼の挑戦は、人類が直面する様々な課題に対する革新的な解決策を提示し
より良い未来への道を切り開こうというもの
その上では彼としてもどうしても馴染めなかった過去4年間…
:black_circle:︎自由の市場や個人の選択を尊重
:black_circle:︎それを阻害する報道姿勢のメディアに反発…直接的な意見表明を好む
:black_circle:︎伝統的な自動車業界や宇宙産業に革新をもたらし、既存のルールや常識にとらわれない姿勢…破壊的イノベーション
そこに反体制派トランプの姿が重なり今回の支持に繋がった
トランプはスローガン
「ワシントンの沼を干上がらせる」(Drain the Swamp)
を掲げ、既存の政治エリート層への反発を訴えている
二人の共通の価値観として…
:black_circle:︎政府規制への反発と経済政策
:black_circle:︎自由市場と個人の自由の重視
:black_circle:︎メディアやエリート層への批判的姿勢
:black_circle:︎LGBTQ+の権利など、あまりに行き過ぎた「ウォーク(Woke)」文化や
過度なポリティカル•コレクトネスに反対
マスクの支援するトランプ政権では
「コスト削減担当長官」や「政府効率省」のトップとして
連邦政府の支出削減や効率化を指揮する役割を担うことが検討されている…とのこと
多くの大企業のトップで超多忙、そして利益相反問題もあり
そのまま役職に就くかどうかは不明としても、夢実現の後押しになるに違いない
チャレンジ…私たちは、その壮大な実験の証人
その参加者にもなりたいものだ
AI・人工知能の開発と規制にも深く関わるマスク…
今しばらく長生きし、5-10年後の世界を自分の目で確かめてみたい