アメリカ、N.Y.で展示販売会にトライされたという方の

貴重な体験談をお寄せいただきました。

 

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2018年秋、地元のものづくりに携わるメンバーが集まり、

ニューヨークにて展示販売会を開催することになりました。

皆、海外進出を目指していた者同士で、ようやくそれが形になったのです。

日本の某有名子供服メーカーさんなども展示販売の会場にした、

ニューヨークならではの古い建物をリノベーションした建物の一区画でした。

日本の整備された街中にある、清潔感のありギャラリーとは

かなりかけ離れたイメージで、到着した時の第一印象として、

果たしてここにどれほどの人が足を運んで下さるのだろうと不安になるくらいでした。

 

とは言え、人脈もない一個人でしたし、日本からご一緒させて頂く

メンバーが事前に気づいていた人間関係や、

また展示会場のオーナーさんが招待していた

リサーチャーの力に依存する以外にありませんでした。

報酬を支払ってバイヤーに前もってアピールしたり、

ご案内を送って頂くような事もおっしゃっていましたが、

それが希望通り叶ったかどうかは、未だに分かりません。

 

ニューヨークには様々な地域ごとの日本人会という

コミュニティがありますし、そちらからも発信して頂いたり、

日本人向けのニューヨークの地元紙に掲載して頂いたりしました。

お陰様で、向こうに在住している日本の方には大いにアピールできたと思います。

言語の面でも不安はありましたが、過半数が日本人会からの

お客様だったこともあり、特にその点は不自由は感じられませんでした。

 

海外進出を目標と言いましても、実際に現地でのリサーチや

販売促進活動をするにあたり、やはりどのようなターゲットに

発信するかというのは難しいものです。

言語に長けていれば別ですが、つてもなく、誰にどのようにと言うのは、

日本で活動するよりもはるかにハードルが高いように感じました。

ですが、第一回目としては海外進出の皮切りになったとは思います。

 

心のどこかでずっとあった海外進出が、一旦は形になりましたし、

実りはあったと考えています。

さて、次はどうすべきか、反省すべき点も見えてきました。

日本以外で何かをしようとする際、例えば、

言葉の問題もしかり、移動する旅費や滞在費、

販売するとなれば商品をあらかじめ発送しなければなりませんし、

またそれが誤配されてしまったり、想定内の事に加えて、

想定外に起こることにも労力を使わなければいけません。

 

日本の良いところを知らせたい、共感してもらいたいという

想いから始まった海外進出の計画でしたが、

一度経験してみれば、また挑戦してみたくなる面白さがありました。

これからもあらゆる可能性に挑戦してみたいと考えている今日この頃です。

 

 

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