フリーズドライ食品をご存知でしょうか。

宇宙飛行士が携帯していく食べ物で有名ではないかと思います。

また近頃では、地震や台風など自然災害が起こるたびに、

メディアで取り上げられる保存食のひとつに、

フリーズドライ食品の名前が入るようになりました。

 

その中でも、最近特に注目しているのが、味噌汁のフリーズドライ食品です。

保存がきくことはもちろんですが、お湯が調達できれば、

いつでもどこでも食べることができます。

海外展開もしています。日本では専用のスペースを設けているお店がありますが、

海外ではフリーズドライ味噌汁の専用スペースはあまりみかけません。

ですが、ここ数年の健康ブームに乗るかたちで、

商品としての味噌汁の認知度が海外でも高まってきており、

海外展開している企業もあります。

 

しかし、生の味噌を使う味噌汁は、重量もあり温度管理が必要なうえに

それが味覚に影響するので、顆粒やフリーズドライが注目されています。

ヨーロッパ、とりわけ北欧諸国では、豆腐や味噌、納豆などの

大豆食品の人気が高まり、以前は冷凍保存されたものしか手に入りませんでしたが、

数年前からは冷蔵状態のものがスーパーに並ぶようになりました。

 

どこかの企業が海外進出するのに、北欧をターゲットにしたのでしょうか。

生味噌だけでなく、だしと具材を加えた味噌汁やフリーズドライの

味噌汁も店頭に並んでいます。寿司店など日本食を扱う店が増加し、味噌汁は大人気です。

訪日される方を、ご希望によりスーパーにご案内することがありますが、

お味噌汁が好きな方が多く、中でも訪日回数が多い方ですと

フリーズドライの味噌汁を大量に購入して帰られます。

スーツケースの場所を取ることなく、軽量で、かつ美味しいとなれば、

大量購入もうなずけます。日本のスーパーに置いてある

フリーズドライの味噌汁は種類も豊富で、

ベーシックなわかめや豆腐入りだけでなく豚汁、減塩と、

日本人でも驚くほど多様です。毎年種類も増えているようでして、、

喜んで真剣に選ばれています。

 

個人だけでなく、寿司店や日本食レストラン、

パーティーなどで需要があるようです。どなたが広めたのか、

ブームの火付け役になったのかはわかりませんが、

いつのまにか人気です。単価が高いですが、

顆粒の味噌汁とはまた違った美味しさで好まれているようですので、

これからも人気は継続しそうです。

これから海外展開する企業が増えれば、

北欧諸国の主要なスーパーで、

日本のスーパー並みに商品が充実することでしょう。

 

 

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