日本は古くから様々な分野において高い技術力を生かした

海外展開によってその名を轟かせてきました。

中でも近年特に注目を集めているのがエレベーターの生産技術です。

 

海外の新興国では、経済の成長に伴って超高層ビルの建設が次々に行われています。

こうした超高層の建物では、通常の建物で使用されているエレベーターを

使用していては移動に時間が掛かってしまうのは否ません。

そこで必要となるのが、通常よりも速いスピードで昇降することができる高速エレベーターです。

海外で使用されているこの高速エレベーターのシェアは、海外展開を始めてから

長年に渡り日本の企業が上位を独占していると言われています。

 

世界中の国で生産されているにも関わらず日本のメーカーがシェアを

占めている大きな理由の一つが技術力の高さです。

前述したように、高速エレベーターは上層階への移動をスムーズにすることが目的のため、

速度が要求されます。しかし、急激な上昇は気圧の変化を生んで耳詰まりなどの

トラブルを起こしてしまうため、安全面の兼ね合いも考えなくてはいけません。

日本のメーカーはこの安全面とスピードの2つの問題をクリアーできるだけの

技術力を持っていることで海外展開で成功を収めたとされています。

 

比較的有名な所で言うと、中国にある上海タワーで利用されている高速エレベーターも日本製です。

急激な経済の発展が行われている中国であっても、これだけの高い技術力は持っておらず、

日本に頼らざるを得ない状況となっています。そのほかにも、日本の技術はエレベーター特有の

横揺れや機械による騒音を最小限に抑える工夫もされていて、

500円玉を立てた状態で時速60kmで昇降しても硬貨が倒れないほどです。

様々なトラブルを想定して設計を行う細やかな気配りは日本人ならではの特徴と言えます。

 

こうした安全面の高さが企業としての信頼性に繋がっているのです。

高層ビルの建築は今後も続いていくと見られていて、中国や韓国といった近隣諸国だけでなく

中近東などからも続々と依頼されています。この依頼に対応するために2017年度以降は

年間4000基以上の生産が行われるなど、エレベーター産業は日本の経済の影響を及ぼすほどの

重要な役割を担っているのです。現在では国内トップと呼ばれる3~4社がメインとなっていますが、

需要の増加に合わせて新規メーカーの参入による新たな海外進出も増えていくことが予想されます。

 

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