質・コスパの面で世界に冠たる日本の「化粧品」を生産・物流体制の一部または全部を海外展開して

地産地消しよう、という動きが近年出て来ているということを聞きます。

 

元々いわゆる「化粧品」と言えば伝統的にヨーロッパのシャネル等のハイ・エンドのブランドが高名で、

前世紀までは日本の化粧品が世界で名高い、ということはありませんでした。

ここで、何故近年になって日本の化粧品が着目されるようになってきているのでしょうか。

 

「化粧品」には大別して、

1] 「ピンポイント」あるいはその日だけ特定の部分を際立たせて顔をはっきりさせるもの・・・

マスカラ・アイシャドー・口紅等

 

2] 「ベース」あるいはその日だけの目的 & 長期的に肌そのものを健康・美白に仕立て上げて行くもの・・

いわゆるファウンデーションで、医学的な側面もある

 

と二つあり、意図はかなり違います。完全にその場しのぎ的なのと、

長期的改善を(も)目指すという点が大きな差異です。

 

歴史的に「おしろい」の文化に見られるように肌が白く美しいことを重んじる島国日本では、

後者の「ベース」「ファウンデーション」という点に関わる技術が隔離されたガラパゴス島で

独自の進化を遂げる生物のように長年培われてきました。非常に効果が高い製品が開発され、

一方消費者の好みがうるさいため競争も激しく、高品質で廉価という商品が台頭するようになりました。

医学会との連携が進んでいる、という点も一役買っているようです。

一方、日本以外の国、特に欧米ではそもそも美白という概念が希薄か、全くありませんでした。

 

そして近年に至り、日本の様々な高品質の製品・サービスや文化が世界で着目される中、

日本の化粧品にも段々と注目が集まるようになります。

その場限りでなく肌の「地力」を上げるという考え方はかなり衝撃的であったようで、

欧米ばかりでなく中国や韓国等アジアの消費者も日本の化粧品に着目をし始めました。

一度使うと効果が手に取るように分かりかつ安価なため、初めはたまたま手に取った観光客の口コミから

広がり、今ではわざわざ化粧品を買うために日本へ来る訪日外国人もかなりあると言われています。

 

ここで日本でのみ販売していては売り手・買い手とも効率が悪いため、

ここ数年化粧品の「輸出」量が爆発的に伸びています。

 

足元の動きでは、輸出ですら効率が悪いので、大手化粧品メーカーおよび中小・ベンチャーの

化粧品スタートアップが需要のある地域で地産地消をして直接海外展開しては、

という試みが出て来ています。もちろん全て自前では莫大な投資が掛かりますので、

開発・ブランドは日本で、製造は現地でアウトソースする、というような多様な形態による海外展開です

 

このようにどうしても地味で目立たなかった「ファウンデーション」というような分野でも

日本の「きめ細やかさ」の追求・・・技術も肌も・・・により世界に冠たるものとなってきています。

 

 

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