新潟県の中央に位置する燕市は、県下有数の工業地帯。
包丁、フライパン、ナイフやフォークなどの金属洋食器、
金属ハウスウエア用品の主要産地となっています。
優れた技術をもつ職人の手により、機能性が高く、
デザイン性に優れたものを生み出している「ものづくりのまち」です。
(出展元:新潟県燕市HP http://www.city.tsubame.niigata.jp/)
その燕市にある株式会社ホリエは、それまでの加工技術や
研究データをもとに開発を続け、約30年前からチタンを
専門にいろいろな製品を作り続けています。
チタン製品で身近にあるものと言えば、ゴルフクラブ、
アウトドア用品のカトラリー類、フライパン、ビアカップやタンブラー、
イヤリングやネックレスなどのアクセサリーがあります。
その中でも、チタン製のアウトドア用品を開発したのは、
株式会社ホリエだそうです。
飛行機や人工衛星、メガネフレームやゴルフクラブなど幅広い分野で使われています。
高い生体親和性でアレルギーになりにくいという特性があり、
既に人口骨や人口歯根に使われています。
肌触りもよく、アクセサリーにも向いています。
金属アレルギーの人でも使えるのは嬉しいですね。
金属臭がなく、無味無臭。
さびない=イオン化しないので、食べ物や飲み物の本来の味を楽しむことができます。
光抗菌作用もあるため、カトラリー類、タンブラーなどに適していますね。
チタンの特性を最大限に生かした製品を生み出す同社で、
人気のあるのが「純チタン2重タンブラー」です。
美しいシルエット、発色の美しさ、柄の種類の多いこと。
選ぶのに迷うくらいです。
口当たりのよさそうなタンブラーのふち。
使ったことのある人の話では、ビールの泡が
細かくクリーミーになり、美味しさが増すそうです。
飲み物に合わせてタンブラーの形を変えたり、
季節に合わせて選んだり、プレゼントにも良さそうです。
もう一つは、ストローとして使うのはもちろん、
マドラーとしても使える「ストラー」。
グリーン、パープル、ブルー、ピンク、イエロー、
レインボーの6色があり、それぞれとても発色がよく、おしゃれ。
繰り返し使えるので環境にも優しく、軽くて丈夫。
洗剤で洗ってもさびず、食器用漂白剤も使えるので衛生的です。
チタン特製の熱伝導率で、ストラーを持つ手や口元にも
飲み物のひんやりした感触が伝わるそうです。
冷たい飲み物がさらに美味しくなりそう。
高い技術力で、今までにはないチタン製品を作り続けてきた
同社が、2018年12月にアメリカのニューヨークに事務所を開設。
いよいよ本格的な海外展開の始まりです。
今までもニューヨークの展示会を通じ、
商品を出品したことはあるそうですが、
事務所開設は初めてとのことです。
独自で開発したチタン製の「ストラー」を中心としながら、
アメリカでの販売に力を入れていくそうです。
世界的にプラスチック製ストローを廃止する動きが高まっている好機です。
新潟県燕市、三条市でつくられる製品は、
高品質、デザイン性も高いことから、海外からも注目されています。
海外展開する企業も少なくありません。
販路拡大の第一歩としてアメリカへ。
株式会社ホリエのさらなる海外展開に期待がもてます。
(出展元:株式会社 ホリエHP http://horie.co.jp/japanese.htm)