泳ぐ宝石「錦鯉」が新潟県から世界へ

 

「錦鯉」をご存知ですか。

「泳ぐ宝石」とも言われ、海外では人気があります。

私の通っていた小学校には、池があり、錦鯉が何匹か泳いでいました。

 

【錦鯉の発祥】

新潟県内には錦鯉の発祥地となる場所があります。

錦鯉の発祥は、新潟県古志郡二十村郷(現在の長岡市、小千谷市、魚沼市の一部)で、

今からおよそ170年前に、真鯉から突然変異により出現したものを改良したものが始まりといわれています。

 

【錦鯉の歴史】

明治に入ると、品種改良が行われ、「紅白」などの品種が誕生し、養殖が盛んになりました。

大正では、「大正三色」が、昭和には「昭和三色」などの代表的な品種が次々に誕生。

現在では、色や斑紋などの特徴が異なる約100種類の品種があるそうです。

 

昭和30年代にビニール袋と注入酸素による輸送が確立されてからは、

航空機による輸出が盛んとなりました。海外展開の始まりです。

昭和40年代には、ヨーロッパ各国へ、その後は台湾、香港、シンガポール、

インドネシアなどアジア各国への輸出が拡大しました。

海外展開が更に進んでいきます。

 

【錦鯉の種類】

一例では、「紅白」「大正三色」「昭和三色」「銀鱗大正三色」「白写り」「白べっ甲」「緋写り」

「五色」「藍衣」「葡萄衣」「落葉しぐれ」「孔雀黄金」「プラチナ」「九紋竜」などです。

(出展元:やまこし鯉ファーム http://koikoi-yamakoshi.com/)

 

【国による錦鯉の好み】

錦鯉には、100類以上も錦鯉の種類がありますが、国や時代により好まれる種類が異なるそうです。

日本では、御三家と言われる「紅白」「大正三色」「昭和三色」の3種類の人気が高く、

アジアの国々では、大型で色の鮮やかなものが好まれるようです。興味深いですね。

 

【新潟県は全国一】

新潟県内の錦鯉の養殖をしている所が多く、全国の約60%を占めています。

恐らく、新潟県古志郡二十村郷(現在の長岡市、小千谷市、魚沼市の一部)が発祥であること、

また、長い歴史の中で培われてきた交配、選別、飼育技術があることだと考えられます。

 

 

【各国から訪れる人々】

新潟県では各地で品評会が開催されています。

日本の各地から、また海外からも多くの人々が訪れます。

美しい錦鯉の姿に夢中になってしまうのですね。

 

2007年に起きた新潟中越沖地震。

その時の様子は各国にメディアによって伝えられ、錦鯉の養殖場の被害を見た人々も訪れるそうです。

 

新潟県の錦鯉の養殖に携わる人々は、さらに良い鯉を生産しようという高い意識があります。

その志が、品質の良い錦鯉を育てる原動力となっています。

さらなる海外展開が期待できそうです。

 

 

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