若くして旅先で訪れたインドネシアに惚れ込み憧れのホテルオーナーになるに至った方の
サクセスストーリーと撤退までの情熱の経緯について。
大変貴重なお話を伺えたのでご紹介いたします。
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初めて一人旅でインドネシアを訪れたのが大学4年生の卒業旅行のときでした。
神々が住む島、バリ島のあの厳かで高貴な雰囲気にすっかりとりこになり、
「いつかバリ島で仕事をしたい」と思ったのが25歳のとき。
その後、現地バリ島でホテルのオーナーになり現在は経営から退きましたが、
単独で海外進出し、約10年間経営できたのは、全て現地バリ人の協力があってのことでした。
インドネシアでは原則として、外国人名義で単独で土地を所有したり、
商売を行うことは出来ません。
そのため私は、初めて訪れたときに日本人通訳ガイドをしていた
現地バリ人のビジネスパートナーと協働で、ライステラスが綺麗な風光明媚な土地と、
日本で言うペンションのような建物を購入し、それをリノベーションすることで
営業をスタートさせました。
場所はバリ島の人気観光地・ウブドの中心から車で約10分、
土地(約800㎡)と建物(築10年で客室3部屋)で、約1,000万円弱の物件でした。
基本の経営スタイルとしては、私は現地で雇われの身として他の職種を従事し、
ホテルの日常管理等は全てビジネスパートナーに任せる、
そして粗利益の9割を私がもらいという形です。
ターゲットは、日本から旅行で来る日本人ファミリーやカップルです。
集客ツールは主にインターネットのホームページと海外進出をテーマとした
リアルタイムのブログ記事。
オープンからしばらくは日本語が通じるリーズナブルなホテルとして、
稼働率8割前後で安定した商売が出来ていました。
その良い流れが急激に落ち込んだのは、2009年の首都・ジャカルタでの
連続ホテル爆破テロが契機です。
あのテロ事件によって、バリ島の観光客も激減しました。
その後は事業も悪いことの連続で、当初10年と見込んでいたリフォームが、
近年の温暖化により毎年消耗が激しく、5年で施設の手入れを行わなければならなくなったり
あるいは人件費の高騰により、オープン当初に比べて
現地スタッフの給与が2倍になったりなど、お金のかかることばかり。
結局は昨年、経営をビジネスパートナーに全部譲渡し、
私は憧れの「ホテルオーナー」としても肩書きを捨てる決意をしました。
当時は約1,000万円をキャッシュ一括で払ったため、
無借金経営で取り組んできましたが、結局上で述べたような管理維持費が思いのほか多く
1,000万円の元手を稼いだかといわれれば、その半分もいってないと思われます。
ただ一方で、大きな借金も抱えることなく約10年、ホテル経営が出来たのは、
先見の明があるインドネシア人パートナーと、働き者のスタッフのおかげです。
私は現在でもインドネシアの地が好きでここに住んでいます。
いつの日か、この経験を生かして再度ホテル経営に携わってみたいというのは、
今でも変わらぬ想いです。
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