学習塾を海外へ展開させた際の経験談

学習塾の海外進出を推進された方の当時の経験談をお伺いしました

 

日本人が勤務する場所は現在日本国内だけとは限らなくなってきています。
特に工場などは海外進出を打ちした方が人件費も抑える事から大手企業ではどんどん海外へその拠点を移しています。
私が感じたのは海外赴任するという事はそれだけ日本人の子供達も海外に移住するわけでその教育はどうなっているんだろう、という単純な疑問でした。
海外にはほとんどの国に日本人学校があります。
それだけで十分ならば日本国内でも学習塾というビジネスは成り立つわけがないので必ずプラスαを求めている親御さんがいるとにらみました。
進学塾に勤務していましたが海外進出を展開するよう会議にて提案しました。
そのニーズは見事に当たり、今は様々な国で教室を展開しています。
日本人と外国での常識の違いというのは移住すれば旅行とは全く違うという事に嫌というほど痛感させられます。
会話一つとっても日本では「話し上手」「聞き上手」などという言葉がありますが、そんな慣習がある国は日本だけだと思います。
各国で友人を作る事がやはり大事でそこから様々な本当の日本人を見る目が明らかになってきます。
海外では意見をしない者は何にも考えていないと同じとみなされます。「若く見える」と海外旅行で言われたことがある人も多いかかと思います。
実際にはガキ見たい、幼稚というのを皮肉って言われてしまったということです。
お酒に関しても泥酔、日本ではよく見られますが海外では最悪、病気とみなされてしまう時もあります。
日本人には外国人は親切、これも旅行ならではの経験だと思います。

実際には「チップも何もくれねえ」と悪口いわれています。
怒る、という感情表現も相手を見ないととんでもないことになります。

欧米なら表現の一つですが、アジア圏、特にインドでは怒ったら最後、
友達は一斉にいなくなります。

 

基本的に旅行と移住は全く違います。

また日本人が抱いている各国のイメージも住んでみると全く違います。

イメージ通りだった国はありません。
長い期間の移住になるのであれば旅行ではなく単身で事前に赴き、様々な人に話しかけ「こんな事考えているんだ」とその国の国民性を理解する事から始めるべきです。

 

しかしここでもほとんどの日本人は英語すら喋れませんから、赤ちゃん言葉で何か言ってきている、

そんな感覚で最初は扱われます。
ただ屈することなくチャレンジしていくしか移住先の国民に受け入れてもらう方法はないと思います。