ベトナムにて医療ツーリズムという画期的なビジネスを展開されている方のお話を伺いました。
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数年前より、医療ツーリズムを我が社でも取り入れて
海外進出をしようという事が話合われていて、元々ベトナムに海外進出したのが5年前。
それ以来、ベトナムハノイに会社があり、自社の商品を展開していたのですが
新分野でも海外進出を図る事になったのです。
その時に、私も立ち上げで約半年ほどベトナムで事業に関わっていました。
日本国家としても医療ツーリズムはTPPとも連動して着々と動いており
この海外進出に明るい兆しのある事業と言う様に最初は思っていました。
医療ツーリズムとは、「医療を受ける目的で他の国へ渡航すること」で
広義にはついでにその地の観光もするというもの。
自国の高い医療水準と国民皆保険に慣れ親しんでいる日本人には海外で病気療養をし
また病人をおいて観光旅行するなどとはちょっと理解し難いのかもしれませんが
インターネットの普及や国際交通網の発達を背景に拡大し、
現在では多くの国で実施されているビジネスなのです。
実際、ベトナムへ行き、日本にいた時にいくつかのあてがあり訪問したのですが
最初は現実と大きな乖離があり、この海外進出は大丈夫なのかと心配になりました。
主要な医療ツーリスト受け入れ国の多くでは、外貨獲得や内需拡大といった目的により
国策としての取り組みを実施している場合が多く、国策としてのプロモーション活動や
制度改革といった後押しがあったことに加え、アジアでは営利企業として経営を行っている
民間病院が多く、病院側に新たな利益源として医療ツーリズムに
積極的に取り組むインセンティブが強くあったことも、アジアにおける医療ツーリズムの
拡大に寄与したものと思われます。
しかし、日本はこのどちらにもあてはまらず、まさに後発国の状態。
なかなか話が先に進まないのです。
医療水準も高く、医療ツーリストのための優良病院世界のトッにも
アジア地域の病院が選ばれているものの、その数も日本は少ない状態だったのです。
外国の医療ツーリズムの受け入れ先では、きわめて安価な人件費が医療ツーリズムを支えており
この点でも日本にメリットが無かったのです。
結局、私の取った手段は、自分一人で行うのではなく、日本の旅行会社とのタイアップ企画。
簡単に言えば、観光とがん検診ツアーを企画したのです。
医療に営利企業が参入し利潤追求、外貨獲得のための医療を行う事を、
あえて、正面から受け止めベトナムの富裕層を片っ端からあたってみたのです。
従来の医療ツーリズムから、観光ツーリズム+オプションでの医療という観点は
ベトナムに受け入れられ、今では安定的な受診者を確保す事が出来ています。