近藤麻理恵さんと言えば以前「人生がときめく片付けの魔法」
という本でベストセラーになった方ですね。
最近、日本ではあまり見かけなくなったなと思いきや、
実はアメリカでも現在「片付けの魔法」で大人気となっています。
一説には日本人として、イチローや大谷選手をすでに超える知名度なのではとも言われているようです。
近藤麻理恵さんの「ときめき片付け」海外展開は2014年にはじまりました。
同年に結婚されており、すぐに生活拠点をアメリカに移します。
このことから旦那さんの協力が大きいとも言われています。
お子さんもアメリカで出生地となっているようで、本気のアメリカ進出であったことがうかがえます。
2015年にはアメリカ「TIME」誌で最も影響力のある100人に選ばれています。
この時点でノウハウとして「片付けの魔法」はすぐに人気が出たということですね。
ちなみに「ときめき」はあちらでは「SPARK JOY」と訳されているようです。
具体的なビジネスの海外展開としては翻訳された著書の販売。
こちらはアメリカのAmazonにおいては村上春樹さんなどを追い抜いて、
日本人による著書としては常に上位のベストセラーとなっています。
また、ネットフリックスでは近藤麻理恵さんの冠番組が2019年にスタートしており、たちまち大反響。
アメリカの日本と比べて巨大な家屋で小柄な近藤麻理恵さんが、
大柄なアメリカ人の中にまじってさくさくと部屋を片付けていく様は、
東洋の神秘に近い受け取り方をされているといいます。
「片付けの魔法」そのものが従来の整理法と比べても、
スピリチュアル、神道の要素を持っているとも言われていましたから、
アメリカ人の東洋人に持つ神秘的イメージとも合致したわけですね。
一方でこういった近藤麻理恵さんの活躍に反感を持つアメリカ人も多いようで、
Twitterなどで物議を醸してもいます。多くは人種的な何気ない誤解に起因するものなので、
そのうち落ち着いていくと思われます。
個人的には近藤麻理恵さんの「捨てる」方向の片付け術がアメリカで受け入れられたのなら、
「100均」などで売られているワイヤーネットやフック、突っ張り棒などを利用した
「収納場所を増やす」方向の片付け術なども海外展開できる可能性があるのではないかと思います。
「モノ」だけでなく思わぬ「コト」による海外進出する日本人がこれから
どんどん増えてくるのではないでしょうか?
先日のアカデミー賞でも夫婦そろって会場に登場した近藤麻理恵さん。
今後もますますの活躍が期待できそうですね。