技術の出し惜しみをせず、グローバルな発展を

皆さん、ラミネートという仕事をご存知でしょうか。

ラミネートとは樹脂を溶かしてそれを包装材などに貼り合わせて、中に入る製品を保護したりするものです。たとえば、ポテトチップスの袋。これは見た目では1枚の袋を貼り合わせているように見えるかもしれません。

でも、実際は5層になっているのです。フィルムと樹脂を何層にも重ねることで、中のポテトチップがすぐに悪くならないようにしているのです。

もちろん貼り合わせる樹脂は何ミクロンという世界。日本の匠の技術が生かされ、誤差の少ない製品が出来上がるわけです。

ただ、この技術も最近は海外でも取り入れられるようになり、とくに中国や韓国でも日本から機械が輸出されるなどして生産するようになっています。ただ、技術的にはまだまだ日本には及びません。海外の製品を買ったことのある人は、中の袋が破けていたり、印刷がズレていたといったこともよくあると聞きます。しかし、日本では厳しく製品作りが徹底されているので、そういったトラブルが少ないのです。

中国や韓国に日本人が技術を教えに行っている段階です。この仕事は一生なくなることのないであろう仕事です。

これからも中国や韓国とはアジア人として仲良くしていかなければならいですから技術の出し惜しみをせず、グローバルな発展を望んでいます。そしてアジア、ならびに世界を屋台骨として元気にしていってほしいと思います。

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