本来、人の心や考えは十人十色…
同じ課題、問題に直面した際、それぞれ受け取り方も十人十色
これまで得てきた情報や、知識、経験、環境、思考の深さ等により異なって当たり前、当然といえば当然….
ならば、一般的な社会の出来事について、みんなが等しく一様に「そうだ、そうだ」と思ってしまうのはむしろ不自然な現象ではないか…
なのに、ほとんどの人が同一方向に向かい、他方に向かう者を一方的に悪とし非難する
その場合、自分が絶対的に正しいと信じている…ので始末が悪い
そんな流れ、風潮に違和感を感じる
でも、少し油断すると自分もその流れに乗ってしまう…その方が脳も楽なので…
政府の「公式?」発表や、メディア報道によって私たちは情報を得るわけだが、一方向に偏りすぎているかも知れないその内容に頼りすぎてはいまいか?
日頃からあれだけ批判、非難してきているにもかかわらず、今回こそは違うとばかりに…
単発的、断片的に触れた情報に矛盾や違和感を感じる事はないだろうか…
流行り病、そして今起きている戦争がまさにそう…
これまでSNSやメディア報道を非難してきた人たちまでも、今回に限ってはほとんどが片方が善、もう一方が悪と二元論で片付けようとしている
一体みんな、どれだけ確かな情報を元にそう考えれるというのだろう…
よりまっとうな考え方を持ったり判断を下すには…
まずは、殊に近現代史を勉強し、先達に学び、過去・現在に至る歴史的事実をより客観的に把握する…少なくともそのように努力する謙虚さがベースになければならない
時には、むしろ積極的に異論、自分とは逆の考えや情報に接する努力や、ストレスをも避けない姿勢が必要かもしれない
「ロシアxウクライナ」については、日々流れる痛ましい報道や映像に接すると、誰しも同様の感情を抱く…
一方、よくよく考えてみれば、程度の差こそあれ、その伝えられる情報の真偽の「程度」は誰にもわからない… 後日、その事実が白日のもとにさらされ、真実が明らかにされるということもほぼないだろう
自分の頭で考えていくしかないのだ
私たちが目にする映像は、編集改変も簡単にできるし、ある特定部分を切り取って強調されたりもする…日本や米国に住んでいる限り、放置すればどうしても似た価値観の同じ方向の情報に偏るのはやむを得ないかも知れない
「戦争は悪」に異論を挟む余地はない…それならなぜ人類は争いごとを繰り返して来ているのだろうか…
米国の議会演説でウクライナの大統領は、ロシアの攻撃を真珠湾と911になぞらえ、同一視して拍手喝采を受けた…
この同じ大統領の演説を日本の国会議員は称賛した…と聞く
日本海軍がハワイの真珠湾にあるアメリカ軍基地を一方的に奇襲攻撃し戦争が始まったことになってはいるが、これはあくまで勝者の論理
戦いは真珠湾以前に始まっていた
又、一方、日本国内に於いては、当時の政府の発表やメディア報道により、多くの日本国民は戦争肯定派の意見を讃えその背中を押した、反対者を封殺した…
日本という国はどこから戦争に巻き込まれ、日本の参戦によって、一体どこで誰が得をしたのか…
当時のエネルギーや食糧事情…日本は国として生きるか死ぬかの瀬戸際にあった…日本を追い込んだ勢力の存在は疑いようもない
それにしても、真珠湾が9.11と同一視されるとは悲しい…少なくとも日本海軍は、一般人をターゲットにしてはいない
真珠湾の現場にあるアメリカ政府の管理している真珠湾攻撃の記念館…
Remember Pearl Harbor
「リメンバー・パールハーバー」
とは…?
卑怯な奇襲攻撃??
この戦争記念館では、真珠湾攻撃を卑怯な攻撃とは言っていない…戦争の原因そのものは、アメリカが日本の生命線たる資源輸入を断ち切ったことであり、日本の軍国主義云々は一切言っていない…
民間人を攻撃しない極めてフェアな攻撃だった…
アメリカは、それによって太平洋艦隊を沈められた、その反省に基づいて空母を増強し、その半年後のミッドウェイで勝ったという形で展示してある…
これが現場の証言と言われる
当時、普通のアメリカ人は世界で何が起こっているのか把握できなかった、即ち、日本が攻撃してくるかも知れないということを把握できていなかった…
従って、この「Remember Pearl Harbor」の意味するところは、アメリカ人がこの過ちを繰り返さないように常に何が起こっても軍事的にあるいは社会的に準備しておけよという意味と解釈せよと…
しかし、
その一方では、別の見方…むしろ、私はこちらの考え方に近いのだが…
共産勢力に侵された、時の米大統領ルーズベルトを中心とする交戦勢力が、日本の真珠湾攻撃を図り操った…
その裏には利権や覇権欲が存在する
文字通り「真珠湾を忘れるな」で、それまで戦争反対の米国世論を一変させ、希望通り参戦することに成功した
同じ歴史的事実が、かくも異なった解釈により評価されている
両方とも誤りとは言えないと思う…
いずれも教訓として学ぶ必要がある
同様に…
今回の戦争で国内の支持率が急上昇したとされるウクライナ大統領の背後に存在するものは何か…?
有史以来繰り返してきた戦争…国と国との争い、国際紛争の裏には何があるというのか…
紛争の舞台裏で密かに莫大な富を築いている存在…
その富を得んがために、両者の力のバランスが崩れた瞬間を狙う…あるいはバランスを崩そうと図る
犠牲者は、いつも操作された情報の中で日常生活に勤しむ無邪気な普通のいい人…
大事が起きるまで、直前まで何も知らされない一般国民…
今回、自ら直接手を下すこともなく、その莫大な権力、メディア等情報発信力を利用して、世界を惑わし混乱の渦に貶める
その方向に誘導せんとする、主に米国に巣食う巨大なグローバル利権勢力、お金儲けの輩…これまで何千万、何億の犠牲を強いてきたことか…
空恐ろしくて、あまりにも甚大で計り知れない
ウォール街、食糧メジャー、エネルギーメジャー、グローバルエリート、国際武器商人…
国益の為とは言え、力による戦争行為は決して許されないが、プーチンは仕掛けられた側に過ぎないのではないのか…?
彼の基本的な立場、考えは
「1991年のソ連崩壊は誤りだった」
「ロシア人とウクライナ人は一つの民族だった」
との歴史観に基づくそうだ
その意味では、彼はグローバル全体主義と戦っているとも言える
いずれにせよ、そのあまりに複雑怪奇な地政学的、歴史的背景や事実を理解せずして、私たちのような第三者が、報道だけを頼りに彼らの考え方や行動を理解することは到底不可能だろう
目に見える事象のみを追っていては何が何だかさっぱりわからない
私たちにできることと言えば、物事を多元的、多面的、多重的に注意深く観察する姿勢、他山の石として、自分事として学び続けること
地震や台風などの自然災害にも通ず…
精神的武装、心身ともに備えが必要だ.…いざとなった折、自分ならどうする?
周りには日本を貶めようとする国が「異常に」多い…
米国に守ってもらおうなどという甘い考え方は止めた方がいい…アフガニスタンやウクライナの惨状を見ればそれが答え
自分は自分で守る
自分の国は自分たちで守る
もともと、一人一人がそんな当たり前の意識を持たずして誰が助けてくれると言うのか…
「気がついた時には…」にならない為にも
身近な人たちや、今いる平和な日常環境を守るためにも、日頃から思考停止の罠にハマらないように気をつけたい