「テクノロジー」と「こころ」
テクノロジーの進歩・発展が
人の本来の力を効果的に
引き出し、引き上げ
結果的に社会の進歩・発展に
つながる… はず。
「ICTの浸透が人々の生活を
あらゆる面でより良い方向に変化させる」
暮らしも仕事も
昔は複数人数で行ってきた事が
一人でも簡単に行えている…
特に、21世紀に入るとインターネット。
このテクノロジー・技術が
生活の隅々にわたり
世の中を激変させました。
例えば、ビジネス面で
私の拠点・米国では
屋内から一歩も外に出ずとも
集客、見積もり、受注、出荷、入金…
ほぼ全てが完結できている…
過去20年間その恩恵にあずかってきました。
コンピューティング、技術革新で
どれほど効率的・効果的に
仕事できるようになったか…
ただ、
仕事の上では
外見上
そうであったとしても
又
目的が果たせても
一心不乱にこれまでやってきたけれど
こころ、精神が鍛えられ、
磨かれてきたのだろうか…
とも思う。
ひと昔前の人の
精神性の高さはどうだろう…
テクノロジーとは程遠い環境で生きてきた人たち。
一人で何でもこなせるようになったとは言え
目に見える進化 = 自分の成長
と「勘違いして」はいないだろうか…。
フィロソフィー = 考え方、
「何のために」
意識する。
…のために テクノロジーがあり
…のために 仕事している。
…のために 自分の暮らしがあり
…のために 生きている
これから先の人生、
「まだまだ」と思う一方
「有限」も感じるけれど
最後の最後まで夢を語り続け
周りに元気、勇気、希望、夢を…
周りの幸運力増に貢献、
応援できる器を目指したい。
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今月、SBG(ソフトバンク・グループ)が
2021年3月期の連結決算を発表。
純利益は…何と、
桁外れの 4兆9000億円!
トヨタを凌ぎ日本歴代最高。
世界でも堂々の第3位(20年度決算)。
「情報革命で人々に幸せを」
と語り続けてきた孫さん。
日本の若手IT企業家達の憧れの星。
いつまでも輝き続けていて欲しい。
世界の中にあって、
否が応でもその存在感をアピールしていた
…1989年台後半のバブル期。
その崩壊以降
「世界の中で…」
を聞かなくなって久しい。
日本経済の停滞・沈滞と相まって
あらゆる産業、企業たちが
世界にどんどん引き離されていく…
人の心も諦めムード…
そんな中にあって、
目立って気を吐いていたように見えていた
孫さん…孫正義氏。
稲盛さんとは
あまりに異なった経営スタイルで
ハラハラされつつも
本人はいつも
「情報革命で人々を幸せにしたい」
と熱弁。
テクノロジーの進化、
情報通信、IT革命で
人々の暮らしを豊かにできる、と
ブレがない。
去年は最悪の決算だった。
その後も
「アリババ」に漂う先行き不透明感
「スプリント」を Tモバイル へ、
「アーム」の 売却…等、
彼にとっては本意ならぬはずの報に接するたびに
最悪のシナリオになってしまうのでは…
と危惧していました。
今回久しぶりの孫氏独特の語り…
まるで正反対、真逆の発表。
日本経済復活への呼び水、起爆剤…
「目覚まし」の期待を抱かせるものではなかっただろうか?
GAFAM、それに
テスラ・SpaceXのイーロン・マスク
に圧倒されている昨今ではあっても
考えてみれば、私たちの祖先、先輩たちは
「もののあわれ」を知り
正直、自由、頑張り、勇敢、潔く、忠義な気性…
その持ち前の大和魂を発揮して
「ことを成して」来た。
その昔、「サムライ」の世から
「明治」の「富国強兵」「殖産興業」を通して一変、
軽工業を中心に工業化・近代化を遂げ
一躍、世界列強への仲間入りを果たした日本。
先の大戦後の焼け野原…
荒廃・廃墟、失意…
心身ともに最貧国だったはずの
日本は奇跡の復興。
またも世界列強への仲間入りを果たし…
昭和の終わりには
「技術立国日本」として
世界第二位の経済大国にもなった。
「平成」…
この30年間、
それまでの日本はどこへ行ってしまったのか…
創意工夫、努力、
「技術の日本」は何処へ?
テクノロジーは
人々の暮らしを「今より豊かに」
するためにこそ存在を許される。
そして
テクノロジーは
経済発展と切り離すことはできない。
「平成」から続く
自信喪失気味の日本人の
精神力 と
経済力 は
テクノロジーの力を起爆剤に
巻き返す!
(「そう思ったらそう」
とは鴨頭さんのセリフだが…)
ベースは
一人ひとりの「心」の向き合い方、
自信、ビジョン、希望、夢、志
「こころ」を磨き
「やる気」を取り戻せば
本領発揮、シナジーで
「テクノロジーの座」も取り戻せるはず。
テクノロジーが戻れば
経済も復活…
やればできる。
只…
現状、AIの分野では、
日本は周回遅れ
と言われて久しい。
孫さんすら、
「日本はAI後進国」
世界1,000社のユニコーンの中で
日本企業は僅かに3社。
AI革命の中では決定的に遅れをとっている…と。
そして、彼は
「NVIDIA」x 「ARM」で
要の「GPU」の処理能力は
2018年から2024年の6年間で1000倍になると言う。
もはや
「デジタル・トランスフォーメーション」
(Digital Transformation:DX)
というレベルではなく
世界標準は
AIがあらゆる産業を再定義していく、
革新していく
「AI・トランスフォーメーション」
それにしても、今日聞いた
孫さんの具体的事例はウキウキする…
(1) 「gopuff」… 「AI x コンビニ」… スマホで発注後 23分で配送、日用品をオンデマンドで配達、在庫・配送ルート・配送拠点の最適化
(2) 「better」… 「AI x 住宅ローン」… ローン手続きの自動化と効率化
(3) 「JELLYSMACK」 … 「AI x 動画クリエイター」… 動画クリエイターの収益拡大プラットフォーム、集団をマネージ
(4) 「trax」… 「AI x 商品棚管理」… 画像認識で棚の場所取り、売れ行き調査、大量の商品画像を正確に解析、世界のルート営業を変える、リアルタイムで商品棚を管理、
(5) 「jobandtalent」… 「AI x 雇用」… 派遣社員の雇用、AIで労働者と雇用者をマッチング。人材マッチング(スキル、実績、仕事の満足度)
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これまで、
好む・好まざる如何にかかわらず、
又
人の心の成長とは無関係に
これからは更に
(間違いなく)加速度的に
その勢いが増していきます。
日本人生来の心、
崇高な精神性を思い出し、
このテクノロジーの流れを味方にして
個々それぞれの「踏み切り」の向こうにあるべき
明るい夢を見つけてみよう
孫さんだけではない!
私たちの物語「も」
まだまだ続く…