日本の文化が日本自身を元気にする

バブル崩壊以降の日本はハッキリ言って元気がないように思います。

思えばバブル期の経済勃興の原動力はお金でした。マネーゲームが日本を元気にしていたのです。その是非はともかく、様々な規制がある現状ではお金を基本とした活力の回復は難しいと思います。お金以外での方法を考える必要があるのです。

経済大国として君臨している現実を鑑みると、どうしてもマネーゲームに夢を託してしまいがちなのは分ります。ですが、そこに留まっている以上は大きな好転は望めないのです。

考えてみるべきは戦後の日本です。終戦直後の日本は焼け野原となっており、世界の中でも最貧国のレベルと言えました。
資源も国土も乏しい状態で、一体その後の躍進を誰が予想出来たと言えましょう。
つまり、我が日本はそれだけの潜在的なパワーを持っているのです。
不可能を可能に出来る国家なのです。

戦後の日本の奇跡の躍進は、元々持っていた技術力が功を奏しました。
もちろん、現在では海外の国も日本にも負けるとも劣らない高いレベルの技術を持っています。ですから、ここでも競争による大きな好転は難しいと言えます。

ですが、我が日本です。何かがあるはずです。

そのヒントは文化にあると思います。
家電製品や乗用車での日本のブランド力は以前より落ちています。
しかし、そんな中でも日本発のものが世界にインパクトを与えています。
それはアニメや漫画です。

お金や技術以外に日本が持っている比類なきものは、文化的側面なのです。

アニメや漫画がサブカルチャーである時代はすでに終わったと言えます。

メインカルチャーとしていかに発展させていくかが、今後の日本の躍進の鍵になるように思えます。

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