今、海外で注目されている日本の技術のひとつに、漆塗りがあります。
先日、漆玉を装飾に使った腕時計のシリーズを、CITIZENがアメリカで発売し
安くはない価格帯にもかかわらず好評であるそうです。
漆玉が宝石とは異なる独特の光り方をすることや、他の装身具に比べて軽いことなどが人気の理由です。
この時計のポイント、漆玉は、老舗漆問屋の坂本乙造商店で手間をかけてひとつひとつ作られています。
ブラック、ホワイト、ゴールドの三色があるのですが、それぞれに一番いい色で、優しい光を反射するように工夫された工程で生み出されます。
漆塗りと蒔絵というどちらも日本独自の伝統の技が使われています。
漆塗りも蒔絵も、ただ美しいというだけでなく、できたものは代々受け継ぐことができるという素晴らしい技術です。
また、漆の独特の美しさは、日本文化のひとつであり、外国人観光客が増加している昨今、日本でも注目されていく可能性のあるものかもしれません。
CITIZENが漆玉の腕時計で成功している理由は、腕時計という外国人に身近なものに漆を使った点だと思います。
腕時計以外にも、成功しそうなものはたくさんありそうな気がします。
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