言うまでもなく、海外進出で成功を収めてきた巨大産業の一つ、日本の自動車産業。
前回に引き続き、成功事例を紹介します。
日本に住んでいる方は、アクセラという車種はマツダの3ナンバーの車種だということをご存知の方も多いかと思います。
ですが、アクセラという名前では、実はアメリカでは通じません。
マツダの車種にはアメリカ、また、中南米でも必ず「MAZDA〇」と、〇の中に数字が入っています。
アクセラに関して言えば、MAZDA3という車種となります。
そんな、アクセラことMAZDA3、実はこれ、見た目は全く日本で売られているモデルと同じものになります。
ですが、実はエンジンの種類が異なるのです。
日本では、確かに3ナンバーなので2000cc以上の馬力があるとされています。
しかし、アメリカのMAZDA3は、実は、普通のエンジンではなく、スポーツカー用のエンジンが搭載されているのです。
まずは、アメリカという国、下の道を通常は走ることが多い日本と比べて、高速(ハイウェイ、もしくはフリーウェイ)に乗ることの方が断然多いとされる国です。
となると、入り口から高速に入る際に、それなりのスピードで入らなければいけないのですが、ハイブリッドカーのように、一気に加速しない車は、結構この高速に乗る際には足手まといとなってしまいます。
ですが、MAZDA3の場合は、アクセルを思い切り踏んだ時にブーンと音を立てて加速してくれるので、高速に自然と入っていけるというメリットがあります。
最近ではハイブリッドカーが主流となっているアメリカですが、こういったスピードをすぐ出してくれる車というのは、赤信号が青信号に変わった瞬間にすぐに思うように発射してくれるので、非常に走りやすく、迷惑をかけないデザインとなっています。
こういった点が、MAZDAがアメリカでも人気を得ている点だといえます。
特に、MAZDA3は、コンパクトだけども、それなりのキャパがある車として、ほかのマツダの車よりも見かけることが多いですし、やはり、ディーラーに行っても人気ということで、必ず勧められるのはこういった理由があるからです。
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