つづき・・
上記の記事の通り、当初まだまだ国内では先駆けであったERPシステムのタイと日本企業への導入を成功させた後
私の会社はさらに海外展開を進めていきました。
次の案件としてはインドネシアで同様のオファーを受けコンピュータシステムの導入を行いました。
インドネシアでのシステム導入も同様の様々な紆余曲折を経て、成功。
この実績を活かし、さらには中国で営業活動をする運びとなりました。
当時、既に中国には事務所を設立していて、そこでは現地採用の中国人技術者5?6名が
私の案件の導入システムの運用を行ってくれていました。場所は天津市です。
すでに事務所があって稼働をしていたから…というのもありますし
私自身がもともと営業出身者なので中国で営業活動をしてみたかったというのもありました。
日本語のできる中国人通訳を引き連れ、インターネット検索か日系企業に絞り訪問を開始しました。
現地の総経理は日本人なので話は早いですが、いざ決済となると日本本社の役員などになります。
中国での営業は当初苦労が多く、小ぶりな仕事は取れましたが
私が狙った業務システムの受注はそう簡単にはできませんでした。
そこでタイでシステム導入を手伝ってくれた中国人を尋ねたり、
日本人駐在をターゲットとした居酒屋やBARに通いました。
中国人大学生のアルバイトさんなどと親しくなり、いろいろ教えてもらいました。
日本で仕事がしたい中国人は大勢います。
「会計を習得すれば日本で仕事がある」という噂を多く聞きました。
学生たちにとって海外進出のターゲットは日本なのです。
よって日本人客には自分の会話レベルを試すべく、ひたすら話しかけてきます。
こちらとしては大分助かります。
聞きたいことも一生懸命調べて回答してくれます。
アポイントを取ってくれた中国人学生もいました。
日本からの駐在者が集まるであろう飲食店にいけば
初めてあった人でも日本人というだけでいろいろ教えてくれました。
私は出会う方々すべての方がお客様だという信念がありました。
直接の顧客でなくても、学生さんであっても最終的には全員が
エンドユーザになりえます。その精神で多くの現地の人たちと
積極的に知り合う機会を惜しみませんでした。
結果、感じたこととして中国….しいてはアジア諸国は
ビジネスチャンスが日本にいるより大きいと感じました。
なんの経験がなくても、語学に自信がなくともビジネスチャンスは
得る事ができます。全ては考え方ひとつであること、
またトライをしてみることであると学びました。