日本国内での激しい競争に打ち勝った技術や製品は、世界でも充分戦えるものが多いです。その意味では大いに自らの潜在力を信じて積極的に打って出ることをお勧めします。
但し、その際、下記の点に留意しておいた方が良いでしょう。
(a) どんなに素晴らしい製品であったとしても、その存在を認知してもらうためのマーケティング(相手にその価値を理解してもらう努力やキャンペーン)活動を行うこと。
(b) 海外の顧客や市場には日本国内仕様のままでも受け入れられるとは限らないことを認識する。その上で顧客ニーズに真摯に耳を傾け、内容を研究し理解した上で、必要に応じて再提案を行う。
(C) 顧客ニーズに見合った品質レベルや仕様が日本国内市場とは全く異なっていたとしても、新たな市場開拓のチャンスであると心得る事。
(d) 上記一連の活動を遂行できるビジネスパートナーと共に価値や夢を共有し、双方の強みを活かし得る環境を整える。(時間短縮やリスク回避のためにもやみくもに単独で全てを行おうとしない方が賢明です。)