日本を元気に!

私たちの目指すテーマがビジネスを通して ”日本を元気に”ということなので、どうしたらそんな大それたことができるのか…。 考え方をちょっと変えてみるだけで“大きな夢への第一歩”が踏み出せる時代になった、という内容で少し話ししてみます。

私の専門分野はマーケティング・セールスです。 特定の業界に限って活動していた(いる)訳ではありません。ネジから半導体まで、日本製の技術や製品までかなり幅広く紹介し“売って”来ました。 その中で感じたことは、自分の製品についてのそれぞれのスペシャリストであるメーカーさんとお客さんとの間に立って、価値を伝える側(供給側)のExpertise(経験豊かで得意なところ、専門分野)とその価値を価値として評価してくれる側(需要側)のニーズを冷静に客観的な目で見ながらも、一方で独自の想像力・創造力を駆使して新たなものに仕上げる“熱く燃える”過程、そのことがビジネスしていることだ、ということでした。

昨今のICT(情報通信技術)社会では、言語の如何によらず情報そのものは瞬時にして相手方に伝わる一方、自分の必要とする情報をすぐさま手に入れることができます。つい最近までとは比較になりません。ですから自分が情報の発信者(アウトプット側・即ち、売り手側)になる場合に忘れてならないことは、如何にして、

(1)信頼でき、相手にとって真に意味のある内容(製品や技術、サービスや情報)を

(2)相手がそれを欲しいと思った時にタイムリーに(タイミングがとても重要)、そして、

(3)決定権や責任のとれる立場の人、その価値を正しく評価してくれる人、信頼できる相手と相互にシェアーし共感し合える関係作りができるか、

となります。

言い換えるなら、この(1)(2)(3)の“3R”(三つの ”R” = Right Products, Right Timing, Right Person)さえ満たしさえすれば、商売は“ほぼ自動的に”成立する訳ですから、自分にとっての3Rの発掘、発見の旅こそが、マーケティング・セールス活動そのものではないでしょうか?

私はこれまで北米での新規顧客開拓や販売活動の中で“3R”を如何に効果的に達成できるか、を念頭にしてやってきました。 その長年の実務経験、実践活動の中でこの“3Rを見つける旅”が価値あるモノを人に紹介すること、広い意味で“販売”することだと信じるようになっていきました。その発見によって商売は自動的に成立し販売者も購買者もお互いに満足できる状態で(ハッピー・ハッピーな)ビジネス関係が成立するはずだ、結果的に成立して来た、という訳です。 従来のやり方は、米国流ですとセールス・レップを使ったり、中間業者(米国ではディストリビュター等)を利用する一方、自らは数多くのトレードショーに出かけたり、色々な種類の所謂旧態然とした“宣伝活動”をしたり、はたまた片っ端からセールス・コールをしたり…。 とにかく人も時間もお金もかかっていた訳です。

そんな中、北米では7?8年以上も前からデジタル技術を生かした所謂ビジネス・ツールや仕組みが日進月歩の勢いで進展してきており、多種多様なアイデアと革新的なビジネスモデルが次々に紹介・採用され実際のビジネスの現場でとても大きな効果が実証されてきています。このことは即ち、3R発見の旅の選択肢が飛躍的に増えた時代に入っているということです。旅の方法が、“徒歩からジェット機まで”幅広く、 又格段に安いコストで誰もが自由に選べる時代になったのだということを意味しています。

日本の風土から生まれた、相手を思いやったきめ細かなサービスする心、長年培ってきた伝統的で味のある、そして細部にこだわった(アナログ的)匠の技、

これらと

欧米式(最先端デジタル)情報通信技術の考えと仕組み

を組み合わせれば、まさに向かうところ敵なし、という感すらしています。

それぞれの分野でそれぞれ独特の3R探しの旅を目指して、みんなが共に知恵を出し合って、一緒に手に手をとりあって一歩前に進めば、日本は必ずその一足分元気になる。

日本国内で長く育んてきた優れたもの、素晴らしいサービスする心を日本国内に留めておくのはもったいないです。 伝えていきましょう!!

日本の技と心を世界に届ける、ビジネスを通してこの夢の達成の一翼を担うことのできるこの状況、この場所、今の環境、ホットな熱い気持ちをとても有り難く感じているところです。

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