日本の伝統武道が、世界と日本とを繋ぐ架け橋になる可能性について

私は以前から、日本の伝統武道をもっと積極的に海外に広めて行くべきだと感じていました。

現在は日本の各種の柔道、空手、合気道、弓道、相撲などの伝統武道は、民間レベルで広く世界中に普及しましたが、世界各国でこれらの日本の伝統武道を行っている外国人の多くは、その人自身に強い「日本武道に対する探究心」あったから日本の伝統武道を始めたというケースがほとんどです。

これを私は変えていかなければいけない、と強く思っています。

なぜなら、世界の日本以外の国で日本の伝統武道を行っている人達は、その国の中で一生懸命日本の伝統武道の稽古をして鍛錬を積んでいるにもかかわらず、外国での日本の伝統武道のイメージは、未だに多くが80年代までの中国や香港のカンフー映画のイメージのままだからです。

その証拠に海外に行って外国で日本の伝統武道の事について話すと、ほとんどの外国人は「キェーッ」などと言って昔のカンフー映画のアクション俳優の真似をします。

世界中のほとんどの外国人の人にとって、日本の伝統武道は「カンフーと同じか、カンフーに属した中国の武術」くらいの認識でしか捉えられていないのが現状なのです。

これをまず変えてゆく必要があります。

具体的には、日本政府が「日本の伝統武道を伝える指導員を各国に派遣して、日本国政府公認の「日本の伝統武道を教える教室」を、世界各国に設立する方法が良いのではないかと私は考えています。

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