海外進出成功事例として、埼玉県川口市にある食品加工機械メーカーの「株式会社ドリマックス」をご紹介します。

 

ドリマックスは昭和35年創業、埼玉県の東部にある川口市で創業された従業員30名、売上高10億に及ぶ食品加工機械メーカーさんです。

およそ60年もの歴史を持ち国内でもその品質には定評高い食品加工機械メーカーさんではありますが、国内市場が成熟し、同社の製品を今後は海外進出によって広げて行くことに可能性を感じた代表取締役 松本 英司氏は海外進出を決断しました。

 

ドリマックスは、会社のHPにもあるとおり、創業およそ60年もの実績と、常により高いレベルの製品、技術への挑戦を続けており、特許技術「新・丸刃遊星回転方式」による「食材を切る」を 極めた「フードスライサー」の開発に成功。直近の5年間で売上 高が1.5倍、海外売上比率も1%から20%まで急拡大してきた会社です。しかし、そのように顧客のニーズを大切にしてきたドリマックスが海外進出を決めたのが、今から遡ること21年ほど前、1997年ごろになります。

 

ドリマックスが海外進出を決めた大きな要因は、国内市場の成熟を感じていた一方で、海外市場ではまだまだ需要が高く、海外進出に大きな可能性を感じた点にあります。21年前の1997年、アメリカ(NY、ロス)の展示会に初出展し、アメリカから海外進出の契機を掴んでいきます。そして、平成20年には、中国の展示会を視察し、アジア市場への展開も模索して行きます。実はこの前年には中国人社員を雇用しており、この時点からすでに準備を整えていたのでした。平成22年には、中国の展示会に初出展し、その後も継続的に出展することで、中国における強力なパートナーと出会い、取引を拡大させることに成功しました。さらに、平成23年には、東南アジア進出のために語学力のあるマレーシア人を雇用し、販路の拡大に成功しました。翌年の平成24年には、グローバル技術連携支援事業に採択され、新商品の試作に取り組みながらさらなる海外販路開拓を実施しています。さらに、平成27年からは、ヨーロッパ市場への展開を計画し、CEマークの取得を準備しています。ドリマックスのこうした取り組みによって、商品が持つ歴史と品質を評価するアジア圏等などの海外進出が可能になり、わずか30名の従業員数でありながら、ドリマックスは徐々に知名度と販売数を伸ばしていきます。

 

ドリマックスによるこれらの取り組みを可能にさせたのが、JETROアドバイザー・相談窓口、中小機構アドバイザー・経営相談や展示会出展支援いった他のコミュニティや専門家との積極的な交流にあります。同社は、海外展示会への出展は、現地の人から直接ローカルニーズを伺うことができるチャンスであり、出展を繰り返すことで現地代理店との繋がりを構築しつつ、海外顧客のニーズに合わせた改良を続けることが重要だと考えていらっしゃいます。また、公的な支援施策の活用は、海外進出には非常に有効であるともおっしゃっています。

 

同社は今後、これまでに引き続いて、常に海外進出先の現地のトレンドとニーズ把握し、顧客のニーズに合った製品作りと、知名度や取引先の拡大の両目標に向けて動いていくそうです。

 

(参考/引用元)

・ドリマックスHP: http://www.dremax.com/corporate/

・中小企業庁:

https://www.mirasapo.jp/features/policy/vol39/file/kaigaitenkai_14.pdf

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