東アフリカ諸国において、
日本企業の視察、出張業務の支援事業を
行っていたからの体験談です。
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海外進出を狙う日本企業の中には10億人の市場が見込める
アフリカに目を付ける日本企業が多くはないですが、存在します。
しかし、事業を立ち上げるまでに苦労するのが、
果たして需要を見込めるのか、
現地の誰に話せばビジネスを進めることができるのか、
そもそも当該事業を進めるにあたって
どこを視察すればよいのか
中々アフリカ初心者の企業には
わからないことが多くあります。
また現地と日本との文化や風習の違いから
中々相互理解が深まらず、
ビジネスやプロジェクトの開始にまで
至らないことも多くあります。
私はアフリカに複数年の滞在経験があり
土地勘、どのような人がどのような考えで活動しているか
主要な行政機関等について情報を持っていたので、
それらの企業の支援事業を行っていました。
また同じように日本企業と一緒に事業を展開したい
アフリカ企業に対してもマッチング業務を行っていました。
日本企業にもそうですが、アフリカ企業に対しても
日本人の企業を紹介してくれること、
綿密にマッチングをおこない
視察計画を建てることが好評でした。
またこまめにフィードバックや進捗報告等を行ない、
きめの細かいサービスをすることも
日本企業にもアフリカ企業にも好評でありました。
失敗したことは日本とアフリカでは
感覚が大きく違い、海外進出を行う企業ですら
考え方や現地の文化の理解不足の点が多くあり、
板挟みになったことが何度もあったことです。
その結果双方にとって事業が成約にならず、
ビジネスチャンスに繋がらなかったことが上げられます。
せっかく遠路はるばる来て頂いたのに、
出張の成果が出ず、筆者の事業評価が
下がってしまうこともありました。
また海外進出を行う上でのリスク説明での
事業を開始当初は中々上手く出来ないことがあり
実際に現地入りしてから話が紛糾したこともありました。
特に日本企業はビジネスにしても、
視察にしても海外進出の重要な一歩なので、
事前に細かく決めておいて予定通り
行動したいという願望が強いのに対して、
現地企業は事前にはあまり決めず、
臨機応変に対応して行こうという意識が強くあり、
それを調整するのも大変でした。
ただ、長期的にしろ、短期的にしろ、
アフリカ企業と日本企業でビジネスや
恊働プロジェクトが成立した時はやりがいを覚えました。
現在は同じ地域で同じような海外進出支援業務をする
事業者が増えたため、別の事業にシフトしていますが、
その時に得た経験やコネクションは今でも役立っています。