日本から海外へ広がるドルフィードリーム

 

皆さんは「ドルフィードリーム」ということばをきいたことがありますか?

 

「ドルフィードリーム」とは日本のホビー会社であるボークス社から販売されている

フィギュアとドールの要素を融合させたドールのことです。大きさは約60cmとボリュームがあり、

稼動域を多くすることで様々なポーズや表現を行うことができます。

また、こちらはパーツや衣装が複雑な道具がなくても自分の手で簡単に付け替えることができ

自分の好みに合わせてアレンジさせることが可能です。

これまで様々な日本のアニメやゲームのキャラクターとコラボレーションしたものが販売されており、

その数は20を超えます。近年の日本のアニメやゲームは海外展開を見据えたものが多く、

キャラクターたちの認知度は年々高まっています。ドルフィードリームもその例に漏れず、

海外の方にも知ってもらえるよう海外でも人気のあるキャラクターをコラボレーションに起用しています。

 
その中でも特に人気があるのは、2017年に10周年を迎えた初音ミクのドルフィードリームです。

こちらは2013年に発売され、一気にドルフィードリームの認知度が高まりました。

もともとボークス社はアニメのフィギュアやプラモデルの作成に携わる会社であったため、

ドルフィードリームにおけるアクセサリーやパーツの造形は細かいところまで

作り上げられているのが大きな特徴です。なお、こちらのフィギュアやプラモデルも

数多くの日本のアニメやゲームを起用しており海外展開も行っています。

 

さて、話を戻しましょう。そんなフィギュアやプラモデルに長年向き合ってきたボークス社であるため、

初音ミクのキャラクターの特徴を細やかな部分まで捉えることにたくさんの時間を費やしたことが

ボークス者のホームページ内にある開発日記からうかがうことができます。

今回の初音ミクのドルフィードリーム開発に取り組むに当たり、クリエーターのiXima(イクシマ)氏が

携わっています。この方はイラストを中心に動画やデザインなど、様々なジャンルで初音ミクに

携わっておられ、こちらの開発においてはドールの衣装やヘッドなどの造形に注力されました。

初期の段階から衣装のしわの様子など細かい部分まで作りこみをされ、

そちらをもとに衣装作成が行われたようです。ドルフィードリームはこのように企画の段階から

何度も試行錯誤が行われ、唯一無二のフィギュアの要素をかねたドールが出来上がっています。

 

ボークス社は日本にいくつか店舗がありますが、海外ではアメリカのみ店舗ができています。

日本のアニメやゲームは海外の方からも暑く注目が集まっており、ドルフィードリームも

海外展開を視野に入れた販売方法を行っておられます。

これからも日本のアニメやゲームといったサブカルチャーをどんどん海外の方に

知っていただきたいと感じています。