海外進出成功事例として、沖縄県那覇市にあるジュエリー、アクセサリー製造・販売メーカーの

「株式会社るりあん」さんをご紹介します。

 

るりあんは1999年創業、沖縄県の中心部那覇市で創業された従業員20名、売上高2.7億に及ぶジュエリー、アクセサリー製造・販売メーカーさんです。

約20年もの歴史を持ち国内でもその品質には定評高いジュエリー、アクセサリー製造・販売メーカーさんではありますが、自治体の補助事業を契機に事業を拡大した代表取締役社長 稲嶺 末子氏は海外進出を決断しました。

 

るりあんは、沖縄の自然と心をガラスに込めたギフトショップとして、テーブルウェア、インテリア、アクセサリー、ガラス表札、小物等の琉球ガラス工芸品、泡盛などの琉球ガラスを販売するなど、地元沖縄の魅力を沖縄に訪れる観光客を中心に国内の多くの人に発信する企業として歩んでこられました。そのような中で、トリムが海外進出を決めたのが、今から遡ること7年前、平成23年になります。

 

るりあんが海外進出を決めた要因は、平成23年に発生した東日本大震災による未曾有の危機でした。震災直後、地震や津波によって壊滅的な状況となった東北地方を連日の報道で目の当たりにし、地場産業をいかに多くの人に発信し、被災しても自らの文化の火を決して消さぬように努力し続けた東北地方の産業界のように、沖縄の観光を中核にしたビジネスの在り方を自らも模索する中で導き出したのが、海外進出という答えでした。ここから、るりあんは積極的に海外進出への道を開き始め、翌年の平成24年には、沖縄県の「県産工業製品海外販路開拓事業」に採択されました。この販路開拓事業に認定されて以降、香港の販売会に3期連続で参加するなど、短期間で着実にるりあんは海外進出への足がかりを築き上げて行きます。そして、ついに平成26には、香港の販売会で声が掛かったバイヤーとのつながりで、シンガポールのセレクトショップへの販路拡大にこぎつけることができました。その後、現地バイヤー(日本人も含む)を通じて、現在、シンガポールにあるデパートや複数のショップと取引を継続しているそうです。るりあんのこうした取り組みによって、商品が持つ歴史と品質を評価するアジア圏等などの海外展開が可能になり、わずか20人の従業員数でありながら、るりあんは徐々に知名度と販売数を伸ばしていきます。

 

るりあんによるこれらの取り組みを可能にさせたのが、先ほど述べた沖縄県による県産工業製品海外販路開拓事業への採択や、ものづくり補助金を活用することによって可能となった現地に合わせた商品開発といった他の団体による支援事業です。同社は、とにかく人と人の繋がりを重要視しており、現地のトレンドやニーズを拾うには、やはり現地に出向くしかないとおっしゃっています。また、地域ブランドが背景にあって初めて成立する商品はファッション界では通用しないため、いかに現地マーケットを意識するかという点も、同社は海外進出において重要視されてきました。

 

同社は今後、これまでに引き続いて、常に海外進出先の現地のトレンドとニーズ把握し、ファッションスタイルに合った製品作りと、知名度や取引先の拡大に向けて動いていくそうです。

 

(参考/引用元)

・るりあんHP: http://www.rurian.co.jp/shop/abouts/index.php

・中小企業庁:

https://www.mirasapo.jp/features/policy/vol39/file/kaigaitenkai_50.pdf

 

 

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