海外進出成功事例として、宮崎県高原町市にある通信機器・畜産飼料メーカーの

「株式会社コムテック」さんをご紹介します。

 

コムテックは昭和61年創業、宮崎県の西南部高原町で創業された従業員31名、売上高8,8億に及ぶ通信機器・畜産飼料メーカーさんです。

約30年以上の歴史を持ち国内でもその品質には定評高い通信機器・畜産飼料メーカーさんではありますが、 (株)富士通との技術連携でシステムが高度化、海外利用が可能となったことを受けて、代表取締役社長 笹栗康氏は海外進出を決断しました。

 

コムテックは、牛の行動特性を解析して得た結果に基づく発情期を見逃さない検知機器と、IT技術による24時間リアルタイムで検知データを送信可能なシステムを開発し、牛の1年1産が実現され畜産農家の生産性の向上に大きく貢献しました。このよつなコムテックの高い技術は、牛の1年1産が実現され、畜産農家の生産性向上に直結するシステムとして畜産業界において大きく注目されていきました。そのような高い技術をもつコムテックが海外進出を決めたのが2010年、8年前に遡ります。30年以上も続く経営の歴史がある蔵元だからこその英断であったと言えるのではないでしょうか。

 

コムテックは、平成20年に農商工等連携促進法に基づく事業計画の認定を取得し、農商工等連携対策支援事業(補助金)を活用し、牛の発情を検知しインターネットを通じて畜産農家へ通知するシステム「牛歩システム」を開発し、現在では、国内1515牧場で導入されています。そして、2011年、そのシステムを大手メーカー富士通のサポートの元で海外への提供を開始しました。さらに、翌年の2012年には、この牛歩システムをSaaS化したクラウドサービスの提供も開始し、これらも合わせて販促を進めていきました。そして、平成25年、ついに韓国の大手乳業メーカーで同社の製品の導入が決定され、さらにポーランドやルーマニア、トルコの各政府機関においても実証実験が開始され、徐々に海外進出の足がかりを築いていきました。このようにして、同社が行った様々な地道な努力の結果、たった31人の従業員数でありながら、コムテックは徐々に知名度と販売数を伸ばし、海外進出していきました。

 

農商工連携事業における支援や、中小企業専門家の支援などによって国内においた同社が誇っていた畜産に関する知識や技術は、今や海外進出によって世界からその品質を認められる存在にまで成長を遂げます。同社は、まさにこのような支援事業や、富士通のようなパートナー企業の存在を重要視しています。

 

同社は今後、専門家のアドバイスを活かしつつ、「人の真似をしない」、「お客様に儲けていただく」というコムテックの経営理念を曲げずに、常に顧客のことを1番に考え寄り添っていけるような関係を築きあげることを目標として、畜産業界の全体を盛り上げると高い目標を掲げて現在も邁進されているようです。

 

(参考/引用元)

・コムテックHP:http://www.s-comtec.co.jp/company.html

・中小企業庁:

https://www.mirasapo.jp/features/policy/vol39/file/kaigaitenkai_33.pdf

 

 

▼▼▼ SotexACでは日本の零細・中小企業の海外進出を支援しております ▼▼▼
 
 
私たちの支援の形はいわゆるコンサルティング型ではなく、
パートナーシップという考えのもと共に事業を推進する立場で
支援をさせていただきます。
海外進出を検討されている、実行しようとされる担当者様へ
まずはぜひお気軽にご相談ください。
サービス一覧