旦那様の転勤で、2003年から2007年までと2014年から2017年春まで

シンガポールで生活されていた方にお話を伺いました。

 

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2度目に駐在した時に、驚いたことの一つとして
日本食屋さんが、非常に増えたことです。

海外進出というと、とても思い切ったことを
するように
感じてしまいますが
あちこちに日本食屋さんが
立ち並んでいるので
気軽な感じで、どんどん来たなぁ。
と、感じてしまうほどでした。

1度目の駐在の折には
日本人向けのフリーペーパーに
新しい日本食屋さんの紹介があると
みんな、こぞって、そのお店へ
出かけたものです。

特に、ラーメン屋さんは
当時、数えるほどしかなく、
日本のつけ麺屋さんがオープンした時には
店の中が、いつも日本人で溢れかえっていました。
長蛇の列の、そのほとんどは日本人で
しばらくして落ち着くと
ローカルの方も
ちらほら店内に見かけるようになりました。

海外進出するラーメン屋さんは
たくさんあると思いますが
日本人客で混んでいる店と
ローカル客で混んでいる店が
はっきり分かれるような気がします。

私たちは、日本で食べたラーメンの味を
求めていますし
ローカルは、普段
自分達が食べている味に近いものを
求めている気がします。
ですから、ローカルで溢れかえっている店で
食べると、
ほとんどといっていいくらい
やっぱり違うなぁ、
と、感じてしまうのです。

その違いは、何かと言えば
日本人のスタッフが
主導権を取って働いているかどうか 。
ある日、ローカル客である賑わう店に
入ってみると。。
ちょっと違うトーンの
「いらっしゃいませ」から始まり
メニュー開くと、
うーん、これはラーメン屋さんには
必要ないよなぁ、
と、思えるようなお品書きだったりします。
私たち日本人は、がっかりでも
ローカルは、大満足なのです。

いま、シンガポールは
物価が高く、
ラーメン一杯で¥1.500くらいが
相場だと思います。
それでも、みんなラーメンが大好きですし
たいていの店は
賑わっています。

最近では、
ラーメンで初めてミシュランの星を取ったという店が
中心地にオープンしました。
毎日長蛇の列です。
こちらは、ほとんどがローカル客が
並んでいました。
さすが新しい物好きのシンガポーリアンですが
流行らなくなると
あっという間に
跡形もなく店がなくなるのも
シンガポールです。

結局、あまりにも長蛇の列が毎日続くので
眺めているうちに
帰国が決まってしまいました。
長蛇の列に並ぶのは抵抗ありましたが
一度ミシュランラーメン
味わってみたかったです。

 

 

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