テレビの時代は終わり、今やユーチューブやニコニコ動画が若者の中心メディアに。 このニューメディアの特徴は個人が発信者になれることであるが、これほどまでに発信者になりたい若者がいるのかと思うとまだまだ日本も捨てたものでは無い。 なにか表現したい、なんでもいいから表に出たい。ロックや芸術も当時の若者の “表現したい” という小さな情熱から始まったのですから。 日本を元気に!と叫んでいる人は大抵老人です。若者は十分元気ですよ。

思い起こせば1990年代後半、2ちゃんねる創世記なんてまだ匿名が売りでした。しかし今やツイッター、フェイスブック、ユーチューブ、ニコニコ、これらすべて記名するほどに利便性が上がる。しかもこれらすべてが全世界に繋がっています。世界に発信して世界からお金を取れるシステムは出来上がっているのです。あとは、各国に対応した表現者が現れるかどうか。

「逆にすでに日本は世界から金を巻き上げられている!」

2009年、一人目の刺客はイギリスからやって来た。ベッキー・クルーエル、マン島生まれの当時14歳。 日本のアニメやモーニング娘のダンスをYouTubeに投稿し「可愛いにもほどがある」と称され大ブーム。上陸を許されるいなや日本で稼ぎまくったのだ。そして2013現在、今では日本の歌謡曲やJ-POPが大好きという海外のツワモノが日本語で得意な曲・好きな曲を歌い、優勝者を決める「のどじまん ザ!ワールド」というテレビ番組にまで発展。その出場者は日本が大好きという大義名分を使って、日本で荒稼ぎしているのだ!

我々は彼らに学ぶべきだ。 ユーチューバー、ニコニコ動画のやつらは、日本で日本人に受けるような動画ばかり作っていてもしょうがないぞ!世界から金を巻き上げられるようなスキル(主に言葉)を身につけ、さっさと世界に出やがれ!!とエールを送りたい。

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