近年、女性のビジネス参加という声が高まってきています。
今までは、日本という国は女は家を守り、男が外に出て働いていた、なんて言いますが、これは本当でしょうか。
例えば江戸時代までの日本では、女性は農家から武士の妻まで働いていました。 そして明治から戦後にかけても、農家の女性の働きっぷりは凄まじいです。
正直な話、世界で最も働き者の女性が居る国こそ、日本ではないかと思います。
そんな女性が主に立つ職業として、今でも人気なのが看護師ですよね。 しかし、その実態はかなりの重労働で、転職者も実は数多くいらっしゃるんですよ。 転職といっても、別の病院に移るくらいでは?と思われる方がほとんどでしょう。
しかし、実は慢性的に人手不足であるところがあるんです。 それが、治験関連のお仕事です。
私が働いている人材派遣会社系列のコールセンターは、ここに目をつけました。
まず、マニュアル通りにやれば、普通のコールセンターのスタッフでも対応が可能です。 しかし、治験における併用禁止薬の詳しい説明については、どうしても薬の知識を持った人間が必要になってきます。 その際に、元ナースの転職希望者を専門知識を持つスタッフとして雇用するのです。
しかし、本当の狙いはここではありません。
ここで治験に関する経験を積む事で、ある新しい道が、このスタッフの前に現れるのです。
それが、治験コーディネーターという職業です。
この職は、定時で上がれ残業も殆どないので、子育てをしながら働きたいという方にも向いているんです。 当然、正社員としての雇用も明るいですし、何よりも売り手市場でありながらなかなかどこも開拓していなかった分野なので、多くの女性が実績を積み、治験コーディネーターとしての一歩を歩んでいます。
多くの女性を元気にし、また、治験のマイナスイメージを払拭させるためにもなる良い仕事であったと、心から思いました。