日本人も想像していなかった、日本特有のアイテムが突然現代において海外で人気を呼び、日本発の海外進出商品として新たな市場を生む・・という現象がしばしば見受けられます。

 

 海外で意外な人気となっている、日本製品のひとつが「ランドセル」です。

 

ランドセルは、おもに日本の小学生が、通学用のかばんとして使っているものです。一般的に、革や人工の革で作られており、6年間の通学に使えるように、頑丈で、背中に背負えるようになっています。

 

ランドセルは、もともとオランダから持ち込まれたといわれています。江戸時代末期に、江戸幕府によって、軍隊の西洋化が図られえうようになりました。その際、オランダの兵隊が背中に背負っていた背嚢が取り入れられ、それが明治時代になると、小学生用のランドセルになったといわれているのです。最初は、リュックサックのような形をしていたといわれていますが、しだいに今のようなランドセルの形に変わってきたようです。

 

 日本の小学生にとって、ランドセルはそれほど人気のあるものではありません。デザインもかつては、男子は黒、女子は赤というのが定番色で、当然のようにオシャレなどは度外視、機能性を重視したものが一般的でした。

ところが最近では、日本の少子化問題が影響し、ランドセルの買い手が少なくなっているというのが市場に影響し、競争力が高まったこともあり、差別化の一貫でピンクやチェック柄といったカラフルで、おしゃれなランドセルも多くなってきました。高級化も進んでいます。買い手をひきつけるために、デザインの面でも工夫が進んだのかもしれません。

 

 その様子が、日本のアニメ作品などを通じて、海外に広まったといわれています。そして最近ではしだいに、おしゃれの一部として海外でも使う人が増えてきたのです。とくに、アメリカやイギリス、ロシア、ヨーロッパの国々やアジアなど、多くの国で人気を集めるようになりました。一説にはハリウッド女優が使い始めたのがきっかけともいわれています。このため、日本に旅行に訪れる外国人観光客のうちにも、お土産にランドセルを買って帰るという人達が増えているようです。最近では羽田空港でもランドセルが売られようになりました。オランダから伝わったランドセルが、時を越えて、日本人の手によりオシャレなアイテムとして変化を遂げ、日本から海外へ輸出される日がきたのです。

 

 

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