アラブの王族が運営するのは日本式セブンイレブン

アラブ首長国連邦ドバイには、2015年ついにセブンイレブンが進出しました。

住んでいる日本人にとってはすごく嬉しいニュースです。

なぜかというと、もともとセブンイレブンはアメリカのものですが、 ドバイに進出したセブンイレブンは、「日本式の」セブンイレブンだからです。

そして・・・日本式のセブンイレブンのオーナーはなんと!ドバイのお隣であるアブダビ首長国の王族です。

日本を旅行した際に、日本式のコンビニエンスストアに惚れ込み、自国への導入を決意。

アブダビの王子が当国の現地法人オーナーとなって、 日本のセブンイレブンというブランド、運営システムを、そっくりそのまま輸入したのです。

例えば、メキシコにあるセブンイレブンはアメリカ式。 日本式のセブンイレブンとは別物です。

セブンイレブンに限らず、海外のコンビニに行ったことがある方であれば、日本人に馴染みのあるコンビニと海外のコンビニとの違いに違和感を抱いたことがある方も多いのではないでしょうか。

たとえば、

・清潔さ
・トイレを貸し出している ・レジ脇にホットスナック
・「お弁当あたためますか?」「フォークはおつけしますか?」といったサービス
・買い物袋を両手で渡してくれる
・ATMがある
・24時間営業で、かつ深夜も窓口営業ではなく、店内にウォークインできる

日本人にとって当たり前のこれらのことが見受けられないのが海外のコンビニです。

しかし、ドバイのセブンイレブンは日本式なので、これら全てを叶えているのです。

進出にあたって、多くの日本企業がこの一大プロジェクトに携わりました。

コンビニ運営は「仕組み」が最重要です。

売れ行きを正確に管理するPOSのシステムや、最適な入荷のオペレーション。

こういった目に見えない「仕組み」の部分こそが、日本のコンビニエンスストアを世界トップ水準に引き上げています。

これらを整備しにたくさんの日本企業が協力し合いました。

目に見えない、最高水準の「仕組み」をもっているからこそ、アブダビの王族の方は、 セブンイレブンはセブンイレブンでも、「日本式の」セブンイレブンが良かったのでしょうね。

現在、アラブ首長国連邦の各地に店舗数を順調に増やしつつある、日本式セブンイレブン。

今後の展開が楽しみです。

 

 

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