アラブ首長国連邦(以下UAE)のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、グロサリーストアにて、必ず見られる日本製品があります。 それは、オロナミンC。
あまりにも現地の生活に浸透しており、それが「日本から来たものだ」と気がつかないほどです。

オロナミンCのヒットから、アラブでの日本製品進出におけるヒントが見えてきました。

 実は、日本からUAEに対する輸出の7割を、清涼飲料水が占めていると言われています。
オロナミンCのほかには、ポカリスエットや、レモンウォーター系のジュースなどが大変普及しています。
現地でオロナミンCを飲んでいるのは誰でしょうか。 実は、最大の消費者はインド人です。

 UAEには、肉体労働者から企業経営者まで、インドから来た出稼ぎ労働者がたくさんおり、筆者は朝から晩までインド人としか会話しない日すらあります。 そのインド人の好みにオロナミンCはマッチして大ヒット、現地に根付くこととなったのです。 ドバイは、地元民が人口の15%しかいません。 住民の85%が外国人なのです。 そしてその大多数がインド人。
ドバイに進出される際は「アラブ人の好みは」と気にしがちですが、 実際の人口構成比をよく観察し、「インド人に受けるには」という目線を持つ必要があるでしょう。

 尚、インド人より人口が少ないとはいえ、アラブ人もオロナミンCは大好きなようで、 ドバイの王族プリンセス・ハヤさんは、よくオロナミンCを飲んでいる写真をパパラッチされています。 なんだか微笑ましいですし日本人としては嬉しくなりますね。

 

 これらの商品は、現地の「独占代理店」と呼ばれる企業を通じUAE各地にディストリビュートされます。 初めて商品を輸出される際には、この独占代理店の選定がとても重要です。 うまく拡販してくれる、強い代理店と交渉をまとめるよう最大限の努力が求められます。

 また、UAEのドバイは「中東の玄関口」の役割を果たします。 というのは、ドバイは中東最大の商業都市、つまりニューヨークのような場所であり、ここに各地の企業のヘッドが集結しているのです。 ここで、ドバイ、UAEに限らず、中東各国にブランチを有する企業と商談をまとめることができるのが理想。 それが叶うと、ドバイ一箇所での商談をまとめあげただけで、彼らが複数国にしっかりと拡げてくれることになるからです。

 そのような理想的なパートナーにはそう簡単には出会えませんが、目標としたいところですね。

 

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