文化や感覚の違いにより生じる諸問題。
今回は、メキシコ編 Part2 です。
メキシコ人を雇用するにあたって驚いたことでお話を聞かせていただいた方から「メキシコの銀行について」のお話を伺いました。
メキシコで銀行口座を開設するときに驚いたこと
メキシコで現地法人を設立しまして、その流れで当然ながら当地の銀行口座を開設することになりました。
どの銀行に開設するか、口コミを聞いて行ったのですが耳に入る「銀行事情」がどうしても、日本人の考える銀行とは思えないようなものだったので、ぜひご紹介したいと思います。
B銀行、残高ゼロ事件
大手銀行であるB銀行に、個人口座をもっていた日本人の方は、ある日、預金が急にゼロになっていたそうです。
驚いて周囲に聞いてみると、同じ銀行に口座をもっている何人もの人が、「俺も」「私も」と。
これは銀行側のトラブルであり、後日ちゃんとお金は戻されたそうです。
しかしその後、その銀行はすっかり信用をなくしてしまいました。
H銀行、ネットバンキングの表示が正しくない事件
大手銀行であるH銀行に、法人口座をもっていた日本企業の方は、ネットバンキングの表示が正しくないことに怒っていました。
振込作業では、例えば口座番号の不備などで、実際には着金していなかったとき、画面上では「相手銀行に着金しました」という表示が出ていて、トラブルになりかけた。
また逆に、画面上では「送金手配中」の表示のままなのに、相手から「着金確認しました。お振込ありがとうございました」と連絡がくるなどもあったそうです。
その方は「どの表示を信じたらいいのか、まったく分からない。
相手に電話確認することだけが正確な情報だ」と怒っていました。
電話は、でないもの。
個人はともかく、法人であれば、銀行になにかと問い合わせをすることが多いと思います。
特に初期の頃は、使い方や、当地のルールについて、いろいろサポートが必要でした。
しかし、邦銀のような対応は、地場銀行に望んではいけませんでした・・。
幸い、私の会社の担当となってくれた人はとても真面目な人だったのでいつも助けられましたが、それでも9時始業に対し9時半に電話しても「まだ出社していません」であったり、サッカーの日は営業終了だったり、「明日返事する」が1週間後だったりしました。
その程度は許す、ラテンな心の広さが必要です。
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