みなさん、『味千ラーメン』と聞いてすぐにピンときますか?
私自身、あまりラーメンに精通していないのもありますが、正直に申し上げまして・・味千ラーメンさんには大変申し訳ないのですが、この話を伺うまで全く存じ上げておりませんでした・・。
もしかしたら知る人ぞ知るラーメン屋さんかもしれません。
では、この味千ラーメンさん、世界のラーメン屋さんだということは皆さまご存知でしょうか。
味千ラーメン、国内では89店舗程の店舗展開になります。
ちなみに国内で最も多い店舗数を誇るラーメンチェーン店は「幸楽苑」さんで国内514店舗になります。(いずれも2015年時点)。
ところが、味千ラーメンは12か国の展開、店舗数は海外で692店舗を誇ります。更にそのうち、なんと600店舗以上が中国にあるそうです!
そして中国ではこの味千ラーメンが大人気だそう。
ラーメンの本場中国・・この中国、日本では有名な「餃子の王将」は2005年に中国へ進出していますが2014年には撤退しています。かの餃子の王将さんですら苦戦した中国進出が、なぜ国内では89店舗程のそこまで著名ではないラーメン屋さんが大成功を収めるに至ったか?
実は味千ラーメン、過去に一度海外進出に失敗しているそうです。
その時は現地の調理スタッフに任せた結果、中国人特有の薄味に変えられてしまい本来の味千ラーメンの持つ魅力を提供しきれなかったという反省があるそうです。
そこで第二の海外進出では徹底して味千ラーメンの味を守る策を講じたそうです。その味千ラーメンの味こそが、現地の中国人にウケた要因の一つであったというわけです。
更には、中国文化にあわせた多彩なサイドメニューもウケた理由の一つだそう。
確かに中華料理といえば、食卓にたくさんの料理が並びますよね。
でも日本のラーメン屋といえば、あくまで主役はラーメンであってサイドメニューはせいぜい餃子やチャーハンといったご飯ものが主流です。
日本人からすると、色々頼める居酒屋的なお店で、かつラーメンが美味しい!といった感覚でしょうか。
またトッピングも16種類も用意したり、従来の味千ラーメンだけでなく現地に合わせたオリジナルラーメンの開発も行っております。
こういったバリエーションの豊富さが、今日の大成功へと繋がった訳ですね。
これをどこの国でも日本と全く同じメニューで押し切ろうとしていれば
きっと成功していなかったでしょう。
伝統やのれんを大事にしながら、固定観念に固執しない企業だからこそ、なしえた事業です。
今は世界12カ国展開ですが、さらにこれからも日本の食文化を広げていってくれることに期待します。
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私たちの支援の形はいわゆるコンサルティング型ではなく、パートナーシップという考えのもと共に事業を推進する立場で支援をさせていただきます。
(プロフィットシェアという考え方)
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