今回紹介する日本企業は「ハードロック工業株式会社」です。
ハードロック工業株式会社は世界で飛躍する企業で大阪府東大阪市にある企業です。
この企業の最大のヒット商品は「絶対に緩まないナット」です。
この絶対に緩まないナットはハードロック工業株式会社の代表取締役社長若林克彦さんが考案したものです。
若林社長は以前から事あるごとに緩むナットについて何度も新しいアイデアを考案し試作を繰り返すものの、どうしても緩んでしまうナットに悪戦苦闘していました。
しかし1973年自宅近くの住吉大社(大阪市住吉区)を訪れた際、大鳥居に打ち込まれているクサビを見て、「あんな風にクサビを打ち込めばナットは緩まないんではないだろうか?」と思い、早速これまでにはなかった「ナットとボルトの間にクサビを打ち込む」という技術を試してみました。
案の定この方法であればナットは緩むことがなくなり「絶対に緩まないナット」の原型は完成しました。
若林社長は「神様のお告げだったのかも」と思い神様に感謝したそうです。
その後改良に改良を重ね「ハードロックナット」という名前で世間に売り出されていきました。
国内では1976年関西大手私鉄会社で電力設備向けに採用されて事業は急成長していきました。
「ハードロックナット」は世界で一番難しいとされているNASA(米国航空規格)の振動試験でも大変優秀な成績を示しました。
ナットの価格としては通常のナットの4倍?5倍の価格のため初期費用はかかるが、一旦締めればメンテナンス不要のため保守点検に必要な費用が大幅にカットできるというメリットが大きな強みとなった。
「ハードロックナット」は海外の多くの鉄道会社で採用され、現在では豪州・英国・ポーランド・中国・韓国の鉄道会社で採用されており、台湾の新幹線では開業以来人身事故ゼロを誇っている。
鉄道以外では国内では明石海峡大橋やスカイツリーでも採用されており、米国のスペースシャトル打ち上げ台や海上掘削機など海外進出し活躍している企業です。
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