日本でも何店舗も抱える人気店として知られている「すき家」、これは中国やタイなどには既に存在していますが、数年前に、メキシコにも海外進出を成し遂げ、それが人気なのです。
では、なぜすき家がこんなにもメキシコで人気となっているのでしょうか。
1.やっぱり肉!
メキシコ人はお肉が大好きです。
というよりも、メキシコシティに関していえば、標高2000m以上の場所に首都があり、海までは近くても車で3~5時間かかるので、基本的にシーフードより肉の方が手に入りやすいのです。
そんな肉食文化のメキシコで牛丼を扱うすき家がヒットしないわけがありません。
しかも、メキシコ人が好きなチーズなどをのっけたメキシコ風にアレンジしているものもあるので、メキシコ人の舌に合うように作られているのもポイントです。
2.海外の物が好き
メキシコ人というのは、海外のものが大好きです。
特に、日本やアメリカなど、いわゆる先進諸国のものというのは、持ってみたい、使ってみたい、食べてみたいと思っているので、なかなか日本にあるお店がメキシコまで海外進出することはない中で、日本のお店がメキシコにやってきたという、「ブランド」好きなメキシコ人には魅了されるものがあるのです。
3.価格設定
メキシコは年々物価が上がっているのですが、それでもお昼の定食などは50ペソ(今のレートだと300円程度)で食べられますが、すき家のメニューは70ペソ前後と、高めの設定になっています。
だからこそ、特別な食べ物だという気持ちが一層強まり、余計に食べてみたいというメキシコ人の心をくすぐるものとなっています。
だからといって、高すぎるという値段ではなく、手の出る値段だけども、毎日食べることはちょっと厳しいなというくらいの、程よい価格設定がウケています。
すき家は既にメキシコシティでは何店舗も増やしている日本の海外進出成功企業で、メキシコ在住の日本人の心とお腹も満たしてくれています。