私は大手の物流会社に勤めていました。
拠点は世界に100か所以上あります。
私は元々は営業部門に居たのですが、開発部門へ異動になりました。
私自身の海外進出のお話ではありませんが、
開発部門では日本の中小企業の海外進出のお手伝いを物流の視点からさせて頂いておりました。
もちろん、何もかも始めてなお客様も中にはいらっしゃいましたのでここで読んで下さる方の少しでもお役に立てたらと思います。

お客様の悩み

初めて海外進出されるお客様は期待もありつつ、不安要素もたくさんあります。
その商品がどのくらい海外で需要があるのか。
まずは、リサーチが必要ですね。
一気にたくさんの荷物を海外へ送るともちろんそれ相当の金額がかかかります。

ざっくりの試算の目安にして頂けると幸いですが、
海上輸送は航空輸送より予算が安くすみます。その分日数がかかりますが。
しかし航空輸送の場合は費用が倍以上かかると思った方がいいです。
ですので、しっかりとしたスケジュール組みと日数の余裕が必要です。
日数の目安として

上海ならば海上輸送で2日。
航空輸送で1日。
シカゴならば海上輸送で20日前後。
航空輸送で1日か2日。
しかし、これは実際に輸送されている日数。日本から海外へ商業貨物を輸送する場合は、手続きを必要とします。
簡単に書きますと、
貨物引き取り、梱包、通関、積み込みです。
航空輸送では上に記載しました日数プラス2日あればできます。
海上輸送の場合は輸送日数プラス1週間かかります。

その事が頭にあるかないかでスケジュールの組み立てがだいぶ変わってくると思います。
納期を輸送日数だけで考えていると、だいぶ遅れてしまうので注意しましょう。

 

費用の目安として

例えば上海に段ボールを10箱送るとします。海上輸送で試算してみます。
輸送費のみで考えれば、一万円あれば運べます。
しかし、航空輸送でも海上輸送でもいえる事は商業用貨物の場合に海外へ荷物を運ぶ際は必ず諸費用がかかります。簡単ではありますが記載させて頂きます。

貨物引き取り費用、梱包費用、コンテナ積み込み費用、通関費用等です。

これらを段ボール10個分として、だいたいで試算すると
輸送費用プラス5万円あれば足りると思います。
ただし、荷物の量が多くなればなるほど金額はあがってきますので注意してください。

最近では、海外進出に向けて融資をしてくれる銀行が提携している物流会社があります。私の会社はその取り組みをしていました。融資の時点で、銀行から紹介してもらい物流会社に相談だけでもすると準備がし易いかもしれません。

 

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