アメリカへ進出を果たし人気が定着している吉野家の牛丼

日本でも人気の「よしぎゅー」、アメリカへ進出

日本国内で最も売り上げの高い外食企業は、すき家やココスを始めとする「ゼンショー」グループですが、

それに追随して「吉野家」も上位に位置しています。

吉野家は日本マクドナルドと同規模の売り上げ高ですから、牛丼はかなり人気がある市場だと判断出来ます。

牛丼と言えば日本料理で間違いありませんが、実は親子丼やカツ丼などに比べて家庭で食べられる機会は

かなり少ないんです。牛丼=安い外食というイメージが強すぎて、大人気の日本料理なのに

各家庭の食卓に上ることは少ない訳です。

逆に言うと外食に適した市場だとも言えますが、日本国外だとどうでしょうか?

 

 

牛丼がアメリカでも受け入れられた理由は?

 

マクドナルドが日本に上陸した70年代、実は吉野家もアメリカに海外進出していたのです。

じわじわと店舗数を増やしていったのですが、気になるのはアメリカは米食文化が薄いことです。

日本は70年代までにはすでにパン食は十分に浸透していましたので、ハンバーガーが普及するのは

自然なことです。吉野家がアメリカから撤退せずに来れたのは、やはり牛丼が米料理であるのと

同時に牛肉料理であったことも意味があるのでしょう。

アメリカ1号店はコロラド州の州都デンバーでした。

 

ここは比較的ステーキが有名な都市ですが、牛丼をアメリカ風に寄せた

味付けがある程度受け入れられたようです。

ステーキ風味というと少し違いますが、アメリカ人に合う味付けであったり量も工夫された訳です。

実際にはその後も味やメニューに試行錯誤が見られますが、

アメリカの各地に順調に店舗をオープンさせていきました。

 

現在では子会社ヨシノヤアメリカとして運営されていますが、

一時期ヨシノヤウエストなど地域ごとに分岐していた店舗を合併しており、

今後さらに安定した企業グループになることが期待されます。

何にしても吉野家には牛丼を欧米に広めたという功績があります。

アメリカ以外にはアジア中心にしか海外進出されていませんが

今後ヨーロッパなどにも拡大される可能性もあるでしょう。

味の工夫によって米食でも世界に受け入れられる、

という自信をアメリカで得たのは大きいでしょう。

 

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