私は東京の私立大学を卒業して関西に本社があるふとん製造販売の老舗の会社に就職しましたが、営業課に配属されてわずか2ヶ月で私は会社を辞めました。そして研修中に知り合った同期の友人と共同でインターネットの古本の全国規模の買取りを行うサイトを立ち上げました。

サイトは3年で起動に乗り、利益も順調に出始めていた頃、友人が突然「これからは自動販売機のセキュリティ関連の商売がきっと拡大していく。「俺は年齢認証のシステムを軸とした自動販売機のセキュリティ機器を製造販売する会社を立ち上げる。」と私に話し、そのまま私と立ち上げたインターネットの古本の全国買取を行うサイトの経営から離れ、自分の新しい会社を立ち上げたのでした。
 
彼が会社を離れた当時、元々インターネットの古本の全国買取を行うサイトの立ち上げを提案したのも、筋金入りの古本マニアで休日は一日中各地の古本屋を巡る事を趣味としていた彼が居たからで、私も古本マニアではあったものの、彼が経営を離れてしまった事で私には「自分がこの会社を続けていく事が出来るのだろうか」という一抹の不安があった事は事実でした。

そんな時に私にアドバイスを下さったのが、インターネットの古本の全国買取サイトを立ち上げる時にアドバイスを以前から頂いていた旧知のレンタルビデオチェーンを経営する経営者の方でした。

私はその方から「私は□□君の志が高い事が素晴らしいと感じる。一度自分が決めた道や自分が何かを見出せると感じた時に、まっすぐ突き進む事は若さの特権でもあるが、それは強さでもあり弱さでもある。君は何か興味がある事や考えている事は無いのか。古本の全国買取りは他にもある。君ならではの強さを打ち出していく事も大切だぞ。」と教えて頂いたのでした。

その後、私は以前から現在の日本で需要が高まりつつある「パーティーグッズ」や「コスプレグッズ」などのジョークグッズを製造販売する決意を固め、仕事上で繋がりのあったプラスチック成型の会社の社長と、その社長の知人である化成会社の社長を紹介してもらい、3人で自動販売機で販売を行うパーティーグッズとコスプレグッズの企画と製造を開始し、自動販売機の販売を行ったのです。

その結果、自動販売機でのグッズの売り上げは爆発的とはいかないまでも、毎月着実に少しずつ伸びてきており、現在も販路を拡大中です。

戻る