日本人の内向性

日本人の協調性って誇っていい!

私には海外で働いていた経験があります。その時に改めて痛感したのは、日本人の協調性の高さです。

外国人というのはとにかく自己主張が激しくて、一緒に何かを協力してやるという事がとにかく苦手。

「こうやるんだよ」と教えてあげないと、チームプレーなどというものは実践できないのが普通です。

しかし、日本人にはその能力が誰にでも備わっていて、何を教わるでもなく組織の弱い部分があれば、それを自分で察知して、その脆弱な部分をどうやって補正すれば良いかを皆で考えようします。

それを「言われてやる」のではなく、「自分から進んでやる」ことができるという資質は外国人にはあまり見られないものです。

内向き内向きと言われますが、それは日本人が「そういう所が優れているんだよ、もっと自信を持っていいんだよ」と他の人に言ってもらえる機会があまりに少ない事が原因だと私は思っています。 一度でも良いので海外に出てみれば、「俺たちって結構凄いんじゃない」と実感でき、自信も持つことができますから、とにかく外に一度は出てみるのが日本人の内向性を是正するには最適な方法だと思っています。

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何気ない日常にも世界に誇れる日本人の資質は見れる!

私の外国人の友人が、まだ日本に来たての頃の話です。日本のなんでもが珍しい彼は、興奮して私にこう話しかけてきたことがあります。

「なぜ郵便局のバイクは、鍵をしないんだ。郵便物の箱を開けっ放しなんだ?」

私は最初、「なんだ?」と思ったのですが、言われてみれば、配達中の郵便屋さんって、バイクのエンジンかけっぱなしで、郵便物が入ったBOXもガバーっと開けっ放しでマンションとかに入っていってしまうんですよね。

そんな事をしたら、海外ではバイクは盗まれるし、バイクは盗まれないとしても郵便物などは絶対に持ち去れるのが常識。

でも、「そんな事をしたら、それはとても悪いこと。」と誰から教えられるでもなく自制がかかる日本人は、外国人から見ると「凄い」と写るわけです。

私は外国人と交流するのが好きなので、この辺の「外国人の目からみて初めてわかる日本人の凄いところ」のエピソードを沢山聞かせてもらっています。

そんな話をきかせてもらうだけでも自分に自信が持てますし、自信が持てれば自然と外国人に臆したりもしなくなるものです。

海外に飛び出すのは少し勇気がいりますが、日本にいる外国人と積極的に交流を持とうとすることはそれほど難しいことではないはずです。

どんどん意見を言ってもらって自信をつけていけば、日本人の内向的な部分はどんどん改善していくと私は思っています。

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