「亭主元気で留守がいい」 その発想こそが日本の元気の源です

もうずいぶん前にテレビCMで流された「亭主元気で留守がいい」というフレーズ。

まあ当時、亭主が家にいるとじゃまなので、外できっちり稼いでくれ!って、そして私は家で好きにやっている、という感じの意味合いで理解されていましたが、このフレーズにこそが日本の元気さを表しているのです。

そこにこそ日本の女性が強いという源があるのです。

それは、亭主が外できっちり働いてくる間に家にいる奥様が力を蓄えた構図が, 強い女性を作り出してきた要因となったのではないかと思うからです。
そして半分亭主に頼っていないという意図があるため、その間に家にいる奥様がしっかりと家を守ったという面もあります。

外国や、まあ近年の日本もそうなのですが、女性も男性のように外で働くことが必然で、強い女性であるという風潮があったりします。

それ自体、否定するものではありません。

ただ、日本の女性の強さは頼りにならない男性でもしっかり働かせ、それでいて自分自身を磨いてきたのです。 
その下地があるからこそ、実際に外に出て働いても十分通用しますし、外に出なくても今の日本を築く子供たちを育ててきたのです。

実はこの構図、国民と政治家との間にも見て取れます。

日本は随分と政治不信と言われています。そして政治家は人気取りの政策ばかりやってきました。
年金問題や箱もの公共事業の無駄遣いなど、数々の問題を引き起こしています。

本来なら、政治家の首を取るぐらいの暴動が起きてもおかしくないレベルです。
しかしそんなことは起こさない。

確かに政治家は頼りにならない、でも政治家が出来ることをしっかりしてもらい、生活は自分たちで守っていくんだ、という気概があるのです。
だからこそ政治家の首を取ることを目的とした暴動など、する気持ちにもならないのでしょう。

まあ、残念ながら日本の男性というものは、そんな日本の女性の強さに気づいていない人も多くいます。
妙なプライドだけ高い男性もいまだに多かったりします。

しかし、日本の女性の強さに本当に気づき、強さを認めていければ、それに理解した男性も強くなり、
日本はもっともっと元気になってくるでしょう。

「亭主元気で留守がいい」=「奥様はしっかり元気」

なのです。

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