投稿日: 2017年10月03日

10月2日(月) バルセロナ、
10月3日(火) ラスベガス、

と連日、世界を震撼させるニュースが
こちら、シカゴの新聞(トリビューン紙)の
一面を飾りました。

世界的にも
名の知れた2大都市ですが、

期せずして、
私達の家族にとっても

大変、記念となる思い出深い名の
二つの町となりました。

以前(3か月前の7月)に
FB投稿しましたが…、、

3女美緒(Mio)が、

ラスベガスに於いて、
7月9日、

PBA (プロ美容協会)
– Professional Beauty Association
主催 の

NAHA (北米最大の美容ショー・表彰式)
– North American Hairstyling Awards

にて、
NAHA最高のタイトル、で、
ヘアー・スタイリスト
としての
最高の栄誉・グランプリ
「Hairstylist of the Year」
の栄冠に輝きました。

最近になって、
そのNAHAに付いて、

PBAの制作した
プロモーショナルビデオ が

公開されましたので、
下記紹介します。

NAHA 2017 Highlights
NAHA 2017 Highlights

NAHA 2017 Hairstylist of the Year (美緒)
NAHA 2017 Hairstylist of the Year (美緒)

4時間を超えるNAHA
の最後を飾る

「Hair Stylist of The Year」

のグランプリ発表のスピーチの中で、

「自分ができた」
だから
「誰でもできる!」
という言葉…。

更に、
「自分らしく」「誇りを持ち」「夢をもって」「一歩一歩」

は、ややもすると
忘れそうになる

「少し」前の若い頃、
アメリカに単身乗り込んできた頃、


未知、
可能性、
へ向けてのチャレンジ魂を
蘇らせてくれました。

まさかの「娘」から、
とはね…。

そして、
今回新たに舞い込んできた話。

ヘアー・カラー・アーティスト
の世界ナンバー・ワン

を決める大会
Goldwell/カラーズーム

の於いて、

「米国代表」

として出場することになりました。

この
Goldwell(ゴールドウェル)カラーズーム は、
7月のPBA (プロ美容協会)とは全く別の、

「ヘアー・カラー」
に特化した機関・組織のようです。

従って、

「ヘアー・メイク・スタイリスト」
としての
技能とは全く異なった

芸術性や技術

求められるのだそうです。

このゴールドウェル が
主催する「カラーズーム」では
年一回の世界大会があります。

そしてこの世界大会が、
行なわれるのは、

今週末(来週初め?) の
10月8日(日曜日)。

そして、開催地は
何と、

バルセロナ… !!

スペイン、カタルーニャ州(Catalunya)
の州都
「バ ル セ ロ ナ」…

このタイミング、
この騒動の中、

「何故バルセロナ?」
と言いたくなるような

新聞記事トップで
その混乱ぶりを伝えられた
その2日後…、

明日10月4日(水)に
娘はバルセロナに向け出発します。

「こんな時に…」 と、

心配して尋ねてみると、

「新聞報道では騒がれているけど、
現地の人の話では、全然そんなことない、

至って平和的、でもまあ、大きな町だから
気をつけて行って来ます…。」

等と
相変わらずノンキ
(そうに聞こえましたが、)
に答えました。

++++++++++
10月8日(日)に行われる
2017年度ヘアー・カラー・アーティスト の
世界一を決める大会 (Goldwell ColorZoom)、
— 日本では(カラーズーム・チャレンジと呼ぶそうです。

下記三つの部門があり,

(a) クリエイティブ部門
(b) ニュータレント部門
(c) パートナー部門

それぞれの部門 ごとに
それぞれの国 の

金メダル獲得者(部門別に合計3名) が、
各国を代表して競う
ことになります。

> 米国からは…、

*** 2017 Goldwell ColorZoom ***

2017 米国ファイナリスト(U.S. Gold Finalists)

National Gold Winners – United States
U.S. Gold Finalists (米国代表)
(a) Creative Colorist: Lauren Kocman (Hair By Scott & Co.) – Delray Beach, FL
(b) New Talent Colorist: Kylie Bussing (Aidan James Salon) – Nashua, NH
(c) Partner Colorist: Mio Sota (祖田 美緒) (Trio Salon) – Chicago, IL

> 日本からは…、(サイトから)

*** カラーズーム・チャレンジ 2017 ***

2017 ジャパンファイナリスト

2017 ジャパンファイナリスト
ゴールド・ウイナー(日本代表)
(a) クリエイティブ部門: 磯崎 真介 (KENJE GROUP)
(b) ニュータレント部門 :谷岡 彩香 (matiz hair design)
(c) パートナー部門: 伊達 庸子 (hair OPUS)

となっていました。

面白いことに、
世界時計の上では、

バルセロナは
日本とシカゴの間の
丁度ど真ん中、

日本 - バルセロナ (7時間差)
バルセロナ - シカゴ (7時間差)

となっています。

> スケジュールは

コンペ: Live Competition
東京 17:30-20:30 (10/08 日曜)
バルセロナ 10:30-13:30 (10/08 日曜)
シカゴ 03:30-06:30 (10/08 日曜)

授賞式: Award Show
東京 04:30- (10/09 月曜)
バルセロナ 21:30- (10/08 日曜)
シカゴ 14:30- (10/08 日曜)

++++++++++
ネットで調べたところ、
このゴールドウェルは日本にもありますね。
ゴールドウェル(日本)

更には、
ゴールドウェルに付いて、
「花王」が1989年に100%の株式を取得したとの説明がありました。
花王がゴールドウェルを買収

++++++++++
今回の世界大会では、

美緒は、
上記日本の代表のアーティストの方々
とも競うことになります。

が、

「米国代表の日本人」

「日本代表の日本人」

が競うとは…?

少し奇異な感じ、
です。
話題性があるかも…、
ですが、

こんな事に遭遇し思ったのですが…、

少し、見方を変えて、

この大会での
国予選(?)に於いて、
日本に於いて、

ファイナリスト選考にあたって、
果たして日本国籍を持たない移民に対し、
その門戸を開く土壌があるでしょうか?

仮に、
応募資格・機会はあったとしても、
過去の実績や人脈に重きを置く
日本の
一般常識や、
一般的な組織のビジネス習慣

から推して、
国を代表する「日本代表」になることは、
恐らく不可能ではないでしょうか?

まして、
「アーティスト」「アート」
は数値で表せない、
「裁量」「感性」
の世界のはず、ですよね。

誰から見ても、
「この人」「この作品」
とは、言えないはず。

従って、
選考委員の人は、
心情的に
日本の代表候補として
「日本人」のみ を
選考の対象
とするでしょうし、

まして、
最終的に
「代表者」
にするはずがない、
と考えるのが普通でしょう。

NAHAにて
彼女がグランプリを獲得して折には、
そんな事は全く
考えませんでしたが、

今回は、

「国を代表する」
「アメリカを代表する」

のが
米国籍を持たない
「移民」
という意味で、

とても考えさせられる
局面でした。

でも、
よくよく考えてみると…、

日本でも
移民がその国(日本)を
代表することが
簡単にできれば(許されるならば)

米国国籍の日本代表
vs
日本国籍の米国代表(今回の美緒)

が実現する可能性もある訳で、
おかしいな現象になってしまいますね…。

選考にあたって、
国籍を問わない

さすが移民の国・アメリカ の
懐の深さ、
寛容さ
を文字通り身をもって改めて感じているところです。

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