投稿日: 2024年11月24日

一体いつから皆んなと
実際に対面で会うことがなかったろうか…?

 

テネシー州からわざわざ車で10時間もかけて参加する、と
仲良し友から、何週間か前に
私への「絶対参加の要請」があった

 

でもこれまで
しばらく…数年は
ずーっと
「コロナと共存」することになるだろう…

 

という環境の中、
「その」健康・安全面での懸念は一切断ち切った暮らしを続けていた

 

そんな暮らしができる環境でも
ビジネスとしては好調
ICTテクノロジーに感謝!

 

その一方、
ほとんどの皆んなは
そうも言っておれない状況…
なのだと思う

 

今回、参加しようか、すまいか…
どうしょう…迷う

 

皆んなの会社はどうなんだろう…
素で話してみたい、
肌感覚で無事を確かめ、
思い、考えなど共有してみたい…

 

++++
稲盛塾長のご健康を祈りつつ
2019年末

「心を高める 経営を伸ばす」

「盛和塾」は解散

多くの塾生に惜しまれつつ
36年の歴史に幕を閉じた

 

何の因果か…

 

盛和塾の終わりと共に
このパンデミックが始まった

 

それとほとんど同時に、
2020年1月
「盛心塾」のスタート

 

あれから1年8ヶ月…
シカゴ塾の現代表世話人の
メールと電話が
背中を押してくれた

 

++++
慣れ親しんだいつもの
勉強会の会場

 

この日、
大画面でも参加者数名
内、2人は日本から

 

テーマは
「シカゴ開講式の振り返り」

 

その時の稲盛塾長講話…

「なぜ経営に哲学が必要か、人は何のために生きるのか」

 

そして
あの感動をもう一度…

 

私たちシカゴ塾生皆んなにとっての
空前絶後の一大プロジェクト

「シカゴ開講式」

当時…それは、ちょうど10年前の
2011年5月6日-8日の3日間

 

当時、稲盛さん、79歳…

まだまだ「現役」バリバリの様相で
一大事業に着手しておられた…

 

半官半民体質の巨大組織…
官僚的な企業文化を一変させる…

 

世間一般には「望み薄」
とみられていた
日本航空・JAL…の再建事業
の真っ只中

 

航空運輸業についての知識や経験がなかったことから
何度も固辞した、と稲盛さん

 

でも
最終的には
「晩節を汚す」可能性を案じた
周りからの猛反対を押し切り

 

日本政府からの再三の強い要請に応えた

 

三つの大きな大義…
1、社員の雇用を守る ため
2、日本経済の再生の ため
3、飛行機を利用する国民の利便性を守る ため

 

当時は、この会社の会長職を
引き受けて間がない頃だった…

 

それも無報酬…
「利他の実践」
のパワーを目の当たりにした…

 

わずか2-3年後、奇跡的なV字復活

 

ただ、その「当時」は未だ
全身全霊を傾けての再建真っ只中

 

更には、
あろうことか
そのタイミングに

 

東日本大震災…

 

その僅か2ヶ月後に
シカゴ開講式は予定されていたのだった

 

超多忙、超過密スケジュールの
稲盛さんのシカゴ入りは不可能だろうと、
皆んな半ばあきらめていた…

 

私たちにとって
それはそれは盛大なイベントだった

 

今野華都子さんにも仙台からお越し頂き
震災により家屋、従業員のご家族を失ったという壮絶な体験を語って頂いた

 

そんな異常事態のさなか、
私たちシカゴ塾生50名余りで
日本を始め、
ブラジル、全米各地からの経営者の方々を
300名近くお招きしてのホスト役

 

ほとんどの皆んながイベント準備に追われ
自分のビジネスや暮しを
「横に置いた」日々が
半年くらいは続いていたのではないかと思う

 

幸い
各分野、その道のプロたち
各種多彩な才能の持ち主たち
に支えられて成し得た一大イベントだった

 

ホッと安堵の気持ちが湧き上がり
達成感に満たされた瞬間が
まるで夢物語…

 

「振り返り」で昨日のことのように蘇る
シカゴ・ダウンタウンのハイアットホテル
をベースに色々場所を移動した

 

☆ 2011.05.06
歓迎夕食会

☆ 2011.05.07
開講式…
ゲストのシカゴ総領事あいさつ
塾長講話
「なぜ経営に哲学が必要か、人は何のために生きるのか」
● 記念懇親会…
● ミュージカル
● 経営問答
● コンパ

☆ 2011.05.08
交流勉強会
お別れ懇親会…

余興ー
● 寸劇「りたファスナー物語」
●「てっぱんダンス」
● ブルース・ジャズの生バンド演奏
● 琴とトランペット演奏

 

これらほとんど全てが
シカゴ塾生の「手づくり」

 

それにしても…

> 塾長と対面で夕食、ワインで乾杯

> ホテルと空港間のハイヤー内…約1時間
稲盛さん、京セラ秘書室長と
3人だけの空間と時間
何を話したのか…
今となっては短かったような、長かったような…
記憶も曖昧
事前に準備をしておけばよかった…

とも思うが
当時は
そんなことすら思い浮かばない位
バタバタの半年間だった

 

次から次と
皆んなからのアップデート情報
閃いたりしぼんだリのアイデア
寄せ来る難題へのチャレンジ
目の前の緊急課題
目一杯の日々が続いた…

 

イベント最終日
締めのスピーチさせて頂く栄誉を授かった…

 

稲盛さんの席の真ん前
静まりかえった会場内
約300名の経営者の方々…
家内からは、くれぐれも「短く」と念を押され、
当初予定していたスピーチを
直前になって半分の長さにした

 

緊張するかもと思っていたけれど
話し出したら
何とか気持ちを込めることができた…

 

撮ってあるとは知らず、サプライズ!
今回の「振り返り」ビデオで
その様子を初めて見た、聞いた…

 

コレには嬉し恥ずかし、冷や汗…
あの時の熱量で一気に語った記憶がある

あの場の雰囲気、臨場感…
だから話せた

 

スピーチ直後
稲盛さんから声をかけられ席に呼んで頂いた
素直に感謝の気持ちを伝えることができた

 

私にとっての
お宝の瞬間だった

 

かえすがえす
貴重な体験をさせて頂いたと思う

 

改めて…

プロジェクトの大役を
務めさせてくれた皆んなに感謝

 

この「振り返り」の場がなければ
文字通り「振り返る」こともなかった

 

パソコン内に埋もれていた
撮りっ放しの写真やその他データ…
改めて開いてみる…

 

コンパ…ホテルの一室

請われるまま、なされるがまま
カツラ・化粧で女装姿の 稲盛さん
しみじみと情感をこめ、軍歌を口ずさむ 稲盛さん

 

あんな 未曾有の大震災直後、
あんなに 厳しい「国家的」プロジェクト
を抱えておられた最中…

 

人情味あふれ、親しみ深い
「近所のおじさん」の姿を見る

ほんの束の間の和らいだひと時だったろうか…

 

…この一連のイベントに付いては
いつか、ビデオ映像化しお宝記念として
多くの盛和塾生・ソウルメイトの皆んなと
共有財産にしてみよう

 

++++
久しぶりに会ったシカゴの皆んな…

2020年の初め以降
これまでもたびたび
PCモニターにて顔を合わす機会はあったのだが

 

やはり今回、夕食、
時空を共にしながら
互いの「無事」「元気」を
体感できてよかった

 

ところで…


皆んなから口々に
冷やかされてしまった…

コロナ禍中、放置、伸ばし放題
開講式イベント帽子から
「はみ出し」ていた「ロングヘアー」
「内田裕也」張りだ…
と言われても
もう一つピンとこない私でした
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