「中学の同級会」
一般的には「同窓会」がなじみやすい呼び名とは思うが
同じ中学校を卒業したなら
みんな「同窓生」。。。
なので。。。
同期の同窓生となると
やはり「同級生」という言葉が私にはしっくりくる
独特の「かおり」を感じる
ともあれ はや、
3年半以上前になる。。。
2019年10月19日
米子市立第四中学校。。。
米子四中、第18期 1966年(昭和41年)卒
の同級会が開かれた。
その名は 「とわの会」
この年、2019年は
私にしては珍しく3回の日本往復が叶った年
3月の高校の母校、米子東の甲子園出場に始まり
10月には 高校、中学の「同級会」
11月
● 会社のOB会。。。旧大沢商会、社会人の初々しい一年生社員だった
● 高校の同窓会(米子東、米城会総会・懇親会)。。関東在住の卒業生
● 京都賞。。。盛和塾塾生として「最後」の大きなイベント
● 大学(広島)機械工学科部の同期会
● ワイフと「中国地方5県制覇」の旅
「合間に」仕事をはさむ。。。
といった感じで
せわしない移動が続いたが
自分の人生行路の中でも特別な年になった
在米生活30数年。。。
これまで日本への「旅」はきわめて限定的だった
その度に
日本も、世界も、社会も。。。
人も変わった。。。
さらにどんどん変わっていってる
。。。を痛感すると共に
これまで一筋に走って来た行路を振り返り
ここにこうしていられる間、動ける間に
生き方・行き方を変えてみたいと思うようになっていった
あらためて
自分は変わらない「つもり」でいても
まわりは確かに、しかも急速に変わっていく。。。
ならば 今まで
やってこなかったこと
やりたくてもやれなかったこと
今現在興味のあること
そして
他人とこころの動きの分かち合い。。。
そのイメージできる理想の姿や状態に向かって
一歩でも「進めていくこと」
にこそ生きる意味があるように思えてきた
すると、これまでの一瀉千里の如き
ひたすら走るその先、延長線上の姿への
興味・関心が次第に薄れていく。。。
+++
話を元にもどす。。。
2019年の各イベントの中でも
中学の同級会は格別。。。とくべつ
半世紀以上もの長い期間
姿を見てないことはもちろんだが
そもそも連絡の手段すらない。。。
そんな「人だち」が集まる
中学の同級というのは
いなか都市のごく一般なケースでは
小学校の同級でもある
なので、
中学校3年間のみならず
小学校入学から通算9年間の「友だち」
それも単なる9年間ではない
およそ 8歳から16歳。。。
誕生から3ー4歳児ころまでの
ほぼ記憶に残らない数年を除くと
それぞれの 「自分史」の中では
物心ついた当初からそれまでの
ほぼ全て100%の期間を
この「ともだち」と共にあったと言える
児童から少年・少女。。。に至る
男女問わず
下の名まえを「。。。ちゃん」で呼ぶ
女の子からは「。。。くん」が多かったかな~
でも愛らしさ溢れる「くん」なのだ
誰から発せられた「くん」かによって
かくも違うのかとつくづく思う
そんなふうにごく自然に呼び合う期間は
恐らくこの頃までではないだろうか。。。
それが半世紀後、ある日突然
この古稀の歳になって復活できるわけだ。。。
ひとの気持ちは不思議だ。。。
「そう思い・感じる」だけで
身体が。。。口が反応してしまう
当時はホントに「今」そのものが人生
という暮らしを共有してきた
「友人」関係という言葉がそぐわない。。。
やはり「ともだち」が似合う
毎日の通学。。。
学校の行き帰りは「歩く」
「ともだち」と一緒だ
遊びながら。。。
石ころを蹴りながらであったり
道端で珍しいものを見つけては持ち帰ってみたり
「よりみち」脱線も日常茶飯
常に自分が主人公
でも、最後にはやはり家路
「百千の灯あらんもわれを待つ灯はひとつ」
そんな はるかむかし。。。
不思議で唯一無二の頃を
多くの人が思い描けることだろう
そして。。。多くの場合
周りには友だちの姿があった
顔、姿、しぐさは全て「少年・少女」
宿題より修学旅行やキャンプ、海、山。。。
あわい恋心も。。。浮かぶ
触れ合い手段として。。。
電話はあったが
顔と顔、からだとからだ
でぶつかりあう日々
「一所懸命」という
言葉より先に動き回った
郵便はあったが
「年賀状」くらいで
これで、いつも会ってる友だちとも正月を楽しんだ
「同級会」ではそんな友だちとの
どんな再会ドラマが待っているのだろう
期待とウキウキ緊張感。。。
口からは 「どうも」「どうも」。。。。
としか出て来なかった
名札付きの顔、顔、顔。。。は
タイムスリップした感じでもある
懐かしい名前と面影。。。
不思議な感覚。。。
小・中学生が
青年、中年を通り越して
「シニア」と呼ばれる男女にいっきょにすり替わる
声の調子、言葉使いは
確かに昔を呼び戻す
純粋の「米子人」から見れば、
私は 彷徨人(さまよいびと)に映るかもしれないな
と思った。。。
でも、
少年期の「ぼく」を覚えていてくれてる友だちとは
何とか打ち解けて語り合いたい
何でもいいからそばにいる時間が愛おしかった
この先。。。
子供のころのような「からだごと」の
付き合いはダメでも
今は 「郵便」どころか
メール も ネットも
スマホ も ライン・SNSも。。。
あるよ~
まして今はAIの夜明け
テック(技術)が私たちシニア世代どうしの
つながりを支えてくれるツールになって来た
孫や子たちだけのものじゃない
ワクワク感を何とかみんなに伝えたい。。。
そして
皆それぞれの
「時の迷路の彷徨い」物語りを
あるいは
往年の輝きを。。。
そして
できることなら
これからの夢物語なんぞ
交わしたい
+++
「同級会」幹事チームから
当時の写真やデータ入りCDを
米子の実家に届けてもらっていた
2019年10月19日に付いては
私もたくさん撮ったていたし
幹事チームの「公式」データ分も含めて全部まとめたい。。。
そして それを
今回参加できた人にはもちろん
出来なかった人にも。。。
できる限り多くの「友だち」に
「友だち」を届けたいと思っていた。。。
そしてみんなの
人生行路の通過点の一記録として
あるいは
これからの元気の素、糧に資すればと思った
CDは「同級会」後、ほどなくして
米子の実家に届けてもらった。。。
すぐに取りに行けるものと。。。
なのに。。。
事実、
2020年2月には
日本行きのチケットも手配済みだった。。。
「コロナが全てを遮断した」
というのは私の単なる言い訳。。。
時を経て。。。
そのCDは、
今年になってワイフ経由
ようやく日本からシカゴの私まで届いた
あれから
早、4年近く経とうとしている…
この間、時代はすっかり変わったが
「米子の時間」は止まって待っていて欲しい
「写真送るからね。。。」
多くの人に約束してきた
1963年(昭和38年)-1966年(昭和41年)
…米子市立第4中学校
今、もはやこの学校名は無くなって久しい
米子四中…
中学生時代の3年間
同じ時、同じ場所で過ごした
ともだち。。。「同級生」「クラスメイト」
まさに夢見ごこちに
一枚一枚見返した
+++
米子は 。。。
ともに 「なつかしむ」 ことのできる
共通の 「いにしえ」 を持つところ
米子四中 。。。
私たち 少年少女
誰もが主役で輝いた舞台
「その瞬間」 を生き切り
「また あした」 をきっと信じた
毎日が特別
たった一目 あの人の顔
たった一言 あの人の言葉
たった一つ の出来事
50有余年を経て
わたしたちの「たから」が
今 よみがえる。。。
たった 3年
されど 3年…
+++
写真アルバム・ビデオがようやく完成した
でも一抹の不安が。。。
オンライン上の共有は
パソコンかスマホがあれば
簡単、クリックひとつ
でも、そのことすら
多くのシニアにとっては
なじみないかもしれない。。。
残念ながら、
今やCDやDVDではムリなのだ。。。
「アナログこそ」の宝を知る(知りうる)私たち
「まだまだやれる」私たちの世代…のはず
デジタル を活用して一層輝き、羽ばたける
テックはこれから
シニアの最大の味方になる。。。
ビデオの最後の方で
「番外編」として
53年前の古いアルバム写真を引っ張りだして
モノクロ を カラー で再現してみた
テック「AI」の威力の
もちろん、言語、画像認識技術の
ほんの一端に過ぎない
私たちは
鉄腕アトムの手塚治虫を知っている。。。
だから
「昔遊んだ」少年・少女に返ればいいだけ
これから
「今を遊ぶ」少年・少女と夢を語り合いたい
どんな夢でも話した頃のように。。。
又の再会をきっと実現したいと切に願う
############
「古稀同窓会」
同級会幹事チームの人がこの言葉を使っているので
ビデオ内ではこの名前を使った
四中同期の友だちは
総数:462名(10クラス)
住所不明:131名
物故者:33名
出席者数:68名
友だち宛の「公式」仕様(笑)に向け編集しようとしたが
ついつい個人的な思い入れを加味してしまった箇所も多い
それは編集者特権としてご容赦頂きたく。。。
(1) Short Version: 24’26″ (同窓会のみ):「公式仕様」の “つもり”
(2) Long Version: 34’04″ (同窓会&二次会)
の2本の動画を作った
Long Version の方は
独断と偏見の遊び心の字幕を綴った
いずれも終わり部分。。。
「番外編」として
53年前の古いアナログ・モノクロ写真を
AIによるカラー化で再現・比較しているので
ご参考に~
(1) Short Version: 24’26″ (同窓会のみ)
https://photos.app.goo.gl/sGMFPdhQU5kWnvsY7
(2) Long Version: 34’04″ (同窓会&二次会)
https://photos.app.goo.gl/da8G9R2YYeaSLqpdA